5人目 【avntis】

デート ページ40

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エイジside


"行きたい場所があるの！"と昨夜目を輝かせて見せてきたのは水族館のサイト。期間限定でペンギンに触れ合えるんだとか。ペンギンめっちゃ好きだもんなあ、こいつ。




エ「..なあ、準備しなくていいの？」


ツ「え？なんの？」




リビングで編集を進めるみっくんは、頭の上にはてなマーク。この感じだと誘われてるのって俺だけ？...あーもうだめだ、にやける。




エ「あぁ、ごめん、やっぱなんでもない」


ツ「なんだよお！気になるじゃん！」




ここで言ったらどうせみっくんも付いてくるだろう。何も言わず今日は2人っきりで楽しみたい。嬉しさでにやける頬を抑え、洗面所で準備を進めるAの元へと。




「ごめんえいちゃん！まだ準備終わってない」


エ「いいよ、まだ開演まで時間あるし」


「..優しいじゃん今日」


エ「いつもでしょ」




いつもではないけど、と憎まれ口を叩く。




エ「なんかいつもと雰囲気ちがうね」


「そう？」




小さな花柄があしらわれているワンピースにカーディガンを羽織い、緩く巻かれた髪を１つで結んでいる。前に企画で、俺が言った好きな服装に似ている。




エ「その服装、俺が前に好きって言ったやつ」


「今日はたまたまそう言う気分なだけだから」


エ「その髪型だって前に褒めたやつだし」


「それもそういう気分なの」




ほんとにそうならそんな顔赤くしなくてもいいのに。不意にでかけた、「可愛い」は言わないでおこう。

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