車にて ページ38
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イベントの移動車に1番に乗り込む。まだ誰も乗ってないなんて珍しい。みんな準備終わってないのかな。
今日は久々のイベントだ。メイクなどはここですましてから会場に向かう、という日程。
リ「あれ、Aいるじゃん」
「あ！きたきた！」
そ「今日はえーじゃん珍し」
「まあそんな日もあるよね」
次々と乗り込んでくる彼らは、ちゃんと髪までセットされていていつもと違う雰囲気に新鮮味を感じる。
エ「おれAの隣！」
「わっむさくるしいやつ来た〜〜〜」
ツ「えっねえズルイ！」
一番後ろの座席に座っていた私の隣へズカズカと乗り込んできたえいちゃん。２つしかない座席が埋まったのを見て、みっくんは残念そうに１つ前の席へと座った。
ツ「こっから移動長いのに隣こいつらかよ〜」
そ「好きでお前の隣座ってねえわ！」
リ「みっくんと隣、うふふ」
「やめてよりっくんキモい」
エ「うん、だいぶキモい」
そういうとりっくんは大げさな泣き真似をする。なんだかこの流れもおきまりのパターンだ。でもなんだかんだでこの茶番がツボだったりする。
エ「なんかめっちゃ雰囲気違うんだけど」
「そう？」
エ「髪だって今日は結んでるし。なんか女子みたい」
「ねえ！いつもだって女子だから！」
そうなの〜？とヘラヘラ笑うえいちゃんは、いつもよりも髪がふわふわしてて可愛い。雰囲気が違うのはあなたもだからね？
「皆も全然雰囲気違うね」
リ「衣装着たら更に変わるよね」
そ「俺太ったからあの衣装入るかわかんないんだけど」
エ「そんなギリギリだったっけ」
「割とぱつぱつだったよね」
ツ「ウエストやばくなかった？」
そ「もー俺こっからなにも食わない」
ツ「ダメだよ倒れちゃう」
エ「そらそんなに弱くないって、ね？」
そ「いや倒れちゃうからやっぱ食う」
リ「あーあ」
衣装似合ってたんだから絶対入ってよ？と言おうとしたが急に繋がれた手に驚いて私の目線は手へと。もちろん繋いできたのは隣に座るえいちゃんだ。しー、と人差し指を立てて口の前へと持っていく彼はニヤニヤと余裕そうな笑みを浮かべる。
もちろん手を繋いでるなんて事を知らない後の3人はわちゃわちゃと話を続ける。いつもこうだ、いつだってえいちゃんは余裕がある。ドキドキしてるのだって私だけ。
そ「なんかA顔赤くね？」
なんでこいつはいらん時に鋭さ発揮すんだ。
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かたつむり(プロフ) - kcさん» え！！私もです！！笑 おんなじなの嬉しいです！ (2019年4月7日 10時) (
レス) id: 488a978ab9 (このIDを非表示/違反報告)
kc - 読んだ時ビックリしました、私8月30日生まれなんです！ (2019年4月7日 8時) (レス) id: ad94788e5f (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - りぴさん» こちらこそリクエストありがとうございます！ (2019年3月15日 11時) (レス) id: 488a978ab9 (このIDを非表示/違反報告)
りぴ(プロフ) - お話書いて頂きありがとうございます！おもしろかったです(^^) (2019年3月13日 13時) (レス) id: a32996d29c (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - リンさん» こちらこそリクエストありがとうございました！いつでも待ってます！ (2019年3月12日 18時) (レス) id: 488a978ab9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2019年2月27日 20時
