Short Story 【avntis】

目線 （そらちぃ） ページ16

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2回目の席替えで離れてしまった彼とは、今でも相変わらず仲が良くて、今でも私はすごくすきだ。

こんなこと思ってるのは私だけかな？と思いながらも、授業中気がついたら熱視線を送ってしまう。まずいまずい！気づかれたらやばいなこりゃ。




なんて思ってても気がついたらまた見ちゃってて、ふとした瞬間に彼と目が合う。


.....まずい。




そ「"どうしたの？"」




口パクでそう言ってくる彼に、別に？と返す。
ニコニコ笑って首をかしげる所がまた可愛い。




ちゃんと前向きなよ！と私はそらに黒板を指差す。
そっちこそ！と言わんばかりの表情で舌を出して、私の真似して黒板をさすそら。
あ〜もう憎たらしいけど可愛い！助けて！




先生「そこ何やってんだ？」




ゲ、




もう最悪だそらのせいで！..て元はと言えば私のせいか。




先生「イチャイチャしてないで授業聞きなさい」

「イチャイチャしてないです！」

そ「そうだよ！これイチャイチャっていわねーし！」




そういう私たちを呆れた目で見る先生は、ちょうどよく鳴ったチャイムを聞き、授業を締めた。
めんどくさい先生なのに放課後職員室まで来いとか言わないんだ、やったねラッキー！




そ「な〜もうお前のせいで怒られた！」

「私のせいじゃないじゃん！そらが変な顔するからじゃん！」

そ「変な顔ってなんだよ！」




授業が終わって早々に私の元へ来たそら。




ツ「はいはいイチャイチャしないの！」


私&そ「「イチャイチャしてない！」」




私たちをなだめるみっくんに言った声がハモって、
それがなんか嬉しくって照れ臭い。

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