思い出すのは校門前［福本］ ページ42
福本side
「あ！大晴！」
福「おー！ごめんな、待ったやろ」
「いや全然？思ったより早く終わっただけやから」
福「優しいですねえ」
「まあな。じゃ、いこか」
単独でのテレビの収録を終えた俺は、たまたま近くにAがいたこともあって、急遽一緒にリハ場に向かうことになった。
AはAでまたソロでの雑誌撮影があったらしく、普段はしないようなメイクと髪型に少しだけ見惚れてしまった。
気味の悪い手紙事件から日は経ってるものの、まだ1人で歩かせるのが不安やった、てのは嘘やないし、ほんまに思ってる。
でもほんまは、最近こうやって2人で居れる時間が少なかったから、一緒に居たいと思ったから誘った。
普段Aを車に乗せることが多いからか、車道側を歩いただけでお礼を言ってくれることも、時々触れる腕も、歩幅を合わせるのも、なんだか新鮮やった。
とゆうか、懐かしかった。
「なんか高校ん時思い出すな」
福「まって今全くおんなじこと考えてたわ」
「ふは、ついに脳みそまで似てきた？」
そう言って俺の方を見るAと、高校の頃のAを重ね合わせる。
違うのは、制服を着てるかどうかだけやない。あの頃よりもさらにAは綺麗になった。おかげさまで、さらにAへの想いは加速するばかりで。
福「さっきの待ち合わせの感じとかも懐かしかったよな」
「よく大晴の高校の校門で待ってたよね」
福「待っとったなあ。そん時も一緒にリハ場向かってたし」
高校の時から人目を引く容姿をしていたAが校門の前で待ってるだけで、結構な話題になっていたし、彼女が待ってるで、と何度も冷やかされた。
「彼女やないよ」なんて否定、したく無かったよ、俺は。
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かたつむり(プロフ) - さくらさん» 圧倒的不利な立場なので余計に応援しちゃいますよね、、(＞＜) (9月16日 17時) (
レス) id: f9651b0882 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 後輩ポジの晶哉に頑張ってほしいと思ってしまう謎の親心、、 (8月22日 16時) (レス) @page50 id: 23df4dead6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2022年8月19日 18時
