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末澤side
多分、焦ってたんやと思う。
何も言わんと隣の席に移ろうとするAの手を反射的に取って握って。メンバーに気づかれないようにと平然を装った。
何も無かったように前に座る4人の会話に加わっていると、徐々に握り返してくれてるような気がした。28歳にもなって手繋いだだけでこんなに脈が速くなるなんてな。
佐「ほんまに1人で大丈夫ですか」
福「なんかあったらすぐ電話せえや」
「誰がこの距離でなんかあるんよ」
Aんちの目の前に車は停められ、マネージャーと明日の迎え時間の確認をする。
あー、、もう手、離さなきゃか。
末「じゃ、また明日な」
「あ、うん！」
離すタイミングを見計らってたようにも見えた。だから俺から離す。
ほんまはさ、ずっと繋いでたいよ。
いつも俺らの車が見えなくなるまで入ろうとしないAに、「何かあると行けないから早く行ってください」と最年少がもっともなお願いをし、仕方なさそうにAはエントランスへ。
佐「Aちゃんおらんくなって寂しいでしょうし俺が後ろ行ってあげましょか？」
末「来んでええわ」
小「いや行けや。どう考えても男3人で座るスペースやないやろ」
マ「もう青なってもうたから後にして〜」
寂しくなんか、ないよ。ただ恋しいなと思っただけ。
福「仕方ないから我慢しようや、こじけんの家まであとちょっとやし」
小「もぉおおーーしゃあないなあ」
リ「何でちょっとまんざらでもない感じやねん」
末「なんだかんだで楽しいんちゃうん」
小「楽しないよ！野郎2人に挟まれて」
佐「俺かてAちゃんの隣がよかったよ！」
福「そやねえ。さらっと誠也くんの隣行ったなあいつ」
末「だってここしか空いてなかったやん」
まさか真ん中の席を開けずに詰めて座るとは思ってなかったけどさ。
小「空いてるやん、俺の膝の上」
リ「自分めっちゃキショいで」
佐「てか今日Aちゃん静かじゃなかったですか、車ん中」
小「いつもんなら熱唱してんのにな」
いきなり手を繋いで、動揺させてもうたんやとおもう。
原因は分かってるけど、今日のところは内緒にしといてもいいかもな。
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かたつむり(プロフ) - さくらさん» 圧倒的不利な立場なので余計に応援しちゃいますよね、、(＞＜) (9月16日 17時) (
レス) id: f9651b0882 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 後輩ポジの晶哉に頑張ってほしいと思ってしまう謎の親心、、 (8月22日 16時) (レス) @page50 id: 23df4dead6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2022年8月19日 18時
