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小島side
「おまたせ。シャワー浴びてき」
小「んー」
「タオルと下着持ってったるから入っててええよ」
小「いや、場所わかるし自分で持ってくわ」
「あ、そー？」
ほんまに俺は偉い。
今だって昨日の夜だって、ぎゅっと抱きしめたい気持ち押し殺してそばにいる。
ほんまのところは寝てるところを抱きしめてしまったら、歯止めがきかんと思ってやめたんやけど。
「あ。今日何着てく？」
小「これでええんちゃう」
「いやあかんやろ。昨日一日中着てたやんそれ」
小「んー、前に服置いていかんかったっけ」
「多分ないなあ。こじがくれた服もまだ洗濯機の中やし」
小「あげたんやなくてパクったんやろ」
「人聞き悪い言い方せんで。こじでも着れるサイズの服あったかなー」
そう言ってAはクローゼットを漁る。
男まさりな性格やし、サバサバしてるけど、こういう細かいところちゃんと綺麗にしてんのよな、こいつって。
小「てかいまお前着てんの多分入るけど」
「これ？一回私着てもうてるけどええの？」
小「そんなん気にすると思う？」
Aにはブカブカすぎるパーカー。
お尻まですっぽり隠れて、その先に伸びる細い脚に目がいく。
Aのせいで脚フェチやってことに気づいてしまったんよな、俺って。
何の断りもなく、Aは脱いで俺に手渡す。
別にいつものことやけど、なんか、今日は少し腹が立って。変えの服を探そうとするAの手を咄嗟に掴んだ．
「......ちょ、なに？」
小「お前さ、昨日のことほんまに何も覚えてへんの？」
「やっぱり私謙杜の前で失態をおか.....」
小「そうやなくて！俺がここまで連れて帰ってきてからのこと」
「、、、ごめん全く」
ああほら。いつだって振り回されてるんは俺だけや。
「ちょっ、んっ.......」
掴んだ腕を引き寄せて、そのまま唇を重ねる。
顔を離せば、Aの顔は真っ赤。
「もう！なに？！急すぎ！」
小「ふーん、急やなかったらええんや」
「そーゆーこと言ってるんやなくて！！」
小「風呂入ってくる」
" 離れんといて "
ただ温もりが心地よくて、人肌が恋しくて、寝ぼけて出た言葉なんかもしれん。
けど俺はそんな一言でさえ昨日一晩悶々とさせられたのに、案の定こいつは何も覚えてない。
だからこれでおあいこ。
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かたつむり(プロフ) - さくらさん» 圧倒的不利な立場なので余計に応援しちゃいますよね、、(＞＜) (9月16日 17時) (
レス) id: f9651b0882 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 後輩ポジの晶哉に頑張ってほしいと思ってしまう謎の親心、、 (8月22日 16時) (レス) @page50 id: 23df4dead6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2022年8月19日 18時
