やらかした［小島］ ページ34
Aside
「...........ん〜？」
いつもより固い枕と、いつもより固いベッド。
重い瞼はなかなか開かないけど、オレンジに染まる目の裏が朝であることを認識させる。
小「あ、起きた」
「..........え、ちょ、まってまって！？」
小「寝起きから俊敏やな」
枕が固かったのは、こじが膝枕をしてくれてたからで、
ベッドが固かったのも、私たちが今いるのはソファの上だから。
いやそんなことよりやな、私が焦ってるのって昨日の意識が途中で途切れてるからなんやけど、、、あれ、、
小「やったな、お前」
「やっ！？」
スマホをテーブルに置いて、こじは私に目を移す。
あれ、、昨日って確か謙杜のハタチのお祝いも兼ねて3人でお酒飲みに行こうかって話になって、私のお気に入りのお店にするかこじのお気に入りにするかでしばらく揉めて、謙杜がまた始まったよみたいな顔して笑ってて、、てそんなことはどうでもよくて！！！！
「謙杜は！？謙杜はどこいったん！」
小「長ちゃんは泥酔お姉さんにドン引きして帰りました」
「え、ちょ、泥酔お姉さんてのは、、」
小「お前しかおらんやろ」
あかん、やってもうた。
やってるわ、これはやってるわ。
こじに言われた通り、やってるわ。うん。
「私、、何か変なこと言ったりしてませんでしたかね、、、謙杜の前で、、、」
小「覚えてないん？てか俺の前で言ってるかもしれんのにその心配はせんのや」
「こじならええねん」
小「お前だる。覚えてないならいいんちゃう」
「ちょ！いじわるいわんで教えてよ！」
ハタチになったばかりの謙杜の前で、しかも主役の前でなにやってるんや私は。
お酒は恐ろしいってイメージ、私のせいで植え付けてしまってたらどうしよ。
ああ、とりあえず謙杜に謝らな。
小「うそ。長ちゃんの前では何も変なこと言ってなかったで」
「.....は？ほんま？ほんまに？！」
小「おん」
「脱いだり奇声あげたりも！？してなかった！？」
小「お前酒入るとそんなんなるん」
「いや！ならん！なら.....いっつもなってないよな..？」
小「さあ？とりあえず風呂入ってこい。昼から仕事やで」
そう言って、まるで自分ちかのように引き出しからタオルを取り出して私に手渡した。
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かたつむり(プロフ) - さくらさん» 圧倒的不利な立場なので余計に応援しちゃいますよね、、(＞＜) (9月16日 17時) (
レス) id: f9651b0882 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 後輩ポジの晶哉に頑張ってほしいと思ってしまう謎の親心、、 (8月22日 16時) (レス) @page50 id: 23df4dead6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2022年8月19日 18時
