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Aside
もっかい好きになって、てどんな意味で言ったんやろう。
けど彼は、冗談でそんなこと言う人じゃないから、
「、、それって」
正「好きやで、A」
ああ、ほら。
正「Aの初恋が俺やって知った時、めっちゃ嬉しかったよ。けど、もう終わった話なんやって思ったら結構辛かってん」
「まってめっちゃごめん、、無神経やったほんまに」
正「いや、謝らせたい訳じゃないのよ？」
「そうやけど、、でも正門くんのこと傷つけたのには変わりないやろ」
優しいなあ、て正門くんはいつものよく通る笑い声を響かせる。優しくなんかないよ、全然。
正「お願い事、聞いてくれますかお嬢さん」
なんて言えばいいか、わからんかった。
正「そーゆー顔させるって、分かってたよ」
「......え、どんな顔？」
正「こじけんの女装見る時みたいな顔」
「そんなこの世の終わりみたいな顔してた！？」
正「ふは、うそうそ」
いつの間にか正門くんの線香花火は落ちていた。
気づかんかった。
正「ダメ元覚悟やったし、困らせたい訳じゃないから」
『だから笑って』て私の口角をくいっと指であげる正門くんのこういうところが、リアコ王子やって言われる理由なんかな。
数年前の私は、正門くんのこういうところに惹かれたんやっけ。
なんで、なんでこんなに優しい人に同じ気持ちを今は返してあげられないんやっけ。
正「あ、けどちゃんと考えておいてな」
「ん、わかった」
正「よし、したら送ってくわ。歩きやけど」
また私は、正門くんのこと好きになる日が来るんやろうか。
正門くんからのお願い事を聞いた時、真っ先に思い浮かんだ言葉は『ごめん』やった。
なんの『ごめん』？
今は好きじゃなくて『ごめん』？
もう好きになれないの『ごめん』？
自分のことやのに、自分の気持ちやのに、わからない
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かたつむり(プロフ) - さくらさん» 圧倒的不利な立場なので余計に応援しちゃいますよね、、(＞＜) (9月16日 17時) (
レス) id: f9651b0882 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 後輩ポジの晶哉に頑張ってほしいと思ってしまう謎の親心、、 (8月22日 16時) (レス) @page50 id: 23df4dead6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2022年8月19日 18時
