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(賢志郎side)
河「え、彼氏おらんの？」
飲みはじめてから1時間半。
もう彼氏がいるかいないかまで聞けるゆずるのコミュニケーション能力は計り知れん。
河「じゃあ俺と一緒やな。」
「良かった、、ゆずるさんもいないんですね」
...ん？
『よかった』て、なに？
「もし彼女さんいたら、今私と飲んでるの彼女さんに申し訳ないなあて。」
なんや、そういう事か。
そうやんな。Aちゃんはそういう子や。
会ったのは3度目だけど、なんていうか、いい子なんやろな〜ていうのは痛いくらいに伝わる。
河「賢ちゃんも今おらんよな？」
川「おらんで、こんな寂しい事言わせんでよ〜」
「あははっ、川西さんと付き合いたいって思ってる人たくさんいると思いますよ？」
川「そのフォローが逆にむなしいねんて(笑)」
河「ま、いいもんな！俺らは俺らで楽しいもんな〜」
「寂しくないですもんね！」
川「うん、そやな！」
こんなにはしゃげる子なんや、とか
小さな気配りとか、話し方とか、言葉選びとか
あげてったらキリがないくらい良いところが見つかりすぎてて。
「明日もお仕事ですか？」
河「ん、昼から」
川「俺は明日早いねんな」
「ほんっとにお忙しいですよね、お二人とも」
Aちゃんの明日も仕事の俺らへの気遣いでそろそろお開きにしようということに。
もっと一緒にいたかったんやけどなあ、
今日はAちゃんの優しさに包まれておこう。
「ほんとにありがとうございました！ご馳走様でした！」
川「こっちこそありがとうな？ちゃんとしたお詫びできたやろか(笑)」
「お詫びの限度超えてるくらいのお詫びです！」
河「ワードセンス独特やな(笑)」
ゆずるはぽんっ、とAちゃんの肩を叩く。
ゆずるもAちゃんのこと気に入ったんやろな、て顔見ただけで分かる。
普段女の人と話してる時とは全然ちゃうもんな。
河「じゃ、俺はAちゃん送ってくわ」
....え？
「えっ、大丈夫です！！いっつもこの時間なら1人で出歩いてるんで！」
河「いやそれ危ないやろ(笑)」
「でも...」
河「賢ちゃんは明日早いんやろ？」
川「うん、まぁ...」
河「女の子こんな時間に歩かせられへんもん。せめて駅まで、な」
なんでこんなにこいつはかっこいいんやろなあ。
勝ち目がない。
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林。(プロフ) - 初めまして、楽しく読ませていただいています！ゆず落ち希望です！これからも楽しみにしています！ (2020年7月21日 8時) (
レス) id: f29c25d0dd (このIDを非表示/違反報告)
まゆったん(プロフ) - はじめまして！ゆずるくん落ち希望です。これからも更新楽しみにしてます！ (2020年2月24日 13時) (レス) id: 126d7109eb (このIDを非表示/違反報告)
mtmr(プロフ) - はじめまして、毎回楽しみにしています！川西さん落ち希望です。これも楽しみにしてます！ (2020年2月16日 17時) (レス) id: b504985a63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか - 賢ちゃん落ち希望でお願いします。 (2020年2月16日 1時) (レス) id: fd2a8cc6bf (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 初めまして！川西さん落ちがいいです！ (2020年2月16日 1時) (レス) id: 059b8d6e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かたつむり | 作成日時：2020年1月24日 8時
