こちらは選手お悩み係です。

お悩みファイル3 ページ3

「あのですね。私は財布じゃないんです！お悩み相談係なんです！」



「ええやろー！」



「よくないです！」





子どもの喧嘩みたいに言い合う私達を


岩貞くんと、藤浪くんは笑いながら見ていた




「これで奢るの10回目ですよ」



「俺のスマイルに負けて、奢るAが悪い」




いつも、いつも



奢ってスマイルに負けてしまう私




「岩貞くん、こんな先輩でいいの？」



「え、あ、はい笑」



「岩貞くん絶対悩んでるよね！こんな腹黒い先輩のせいで」



「なんやと？」




頭を叩かれた


痛いわ！腹黒野郎！




「藤浪くん、侍ジャパンおめでとう。」



「ありがとうございます！頑張ってきます」



「いちよう…私も、着いていくからさ」



「侍ジャパンのお悩み相談係？」



「まぁ、そんなとこ」




侍ジャパンの監督から


選手達のケアのため着いてくるように


って言われた。





大好きなあの人に会えると思うと



背中に羽が生えちゃうんじゃないかってくらい嬉しい。





「藤浪くん。相談ある？」



「好きな人が振り向いてくれないんっすよ」



「そっか…って。好きな人ぉ！？藤浪くん！まだ早い！まだまって！」



「へ？」



「私、まだだから！私が素敵な人を見つけたら、付き合って良いから！」





独身は辛いよ。。




帰り道、数人に絡まれた





「遊ばない？彼氏いないんでしょ？」



「…いるわボケぇ！！」




少し、殴っちゃった笑←





彼氏いないんでしょ？は禁句だよ。

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