No.18〜岩本side〜 ページ18
次の日もその次の日もAは目を覚まさなかった。
俺らは毎日お見舞いに行った。
1週間が経った頃。
撮影で俺は仕事があった。
仕事が終わり、病院へ行こうと思っていた時、携帯がなった。
ふっかからだった。
深〈Aが目を覚ました。〉
…え、A、覚ましたのか？！
やっとAに会える、Aと話せるんだ。
あの時は本当にごめん。
まだSnowManに居てほしいって。
病院につき、Aの病室まで行くと、入口にメンバーが集まっていた。
Aが目を覚ましたというのに、皆の表情はとても暗い。
岩｢A、いるの？｣
宮｢いるけど…｣
阿｢照、落ち着いて聞け。｣
岩｢そんなん待ってられない｣
俺は皆を押しのけてドアを勢いよく開けた。
深｢ちょ、照！｣
ベットに座ってるAに俺は走って駆け寄った。
岩｢A、目を覚まして本当に良かった。｣
そう言ってAに抱きつくと、Aは体を震わせ小さな声で
『…い、や…離れてください』
と、今にも泣きそうな声で言った。
佐｢おい、何してんだよ！｣
佐久間は俺をAから離れさせた。
…まだ怒ってるのか？
だけどAはまるで不審者を見るような目で俺を見ている。
渡｢ちょっと、外出るぞ｣
岩｢でもAが…｣
深｢いいから｣
半ば強引に病室の外に出され、廊下の椅子に座った。
ふっかは真剣な顔で話し始めた。
深｢…いいか、今から言うことは凄くショックなことだ。｣
岩｢…なんだよ｣
深｢Aが…記憶喪失になった。｣
………は？
Aが記憶喪失…？
岩｢な、なんでそんな･･･｣
深｢事故にあった時、打ちどころが悪くて1部の記憶がとんでしまったらしい。｣
俺は絶句した。
康二は涙目になりながら
向｢しかも、とんだ記憶がアイドルの時だけなんて…
ホンマに意味わからんわ…。｣
と、声を振り絞って言った。
岩｢じゃあ、俺らのこと覚えてないの…？｣
すると目黒がゆっくりと縦に首を振った。
だからあんなに…。
医者によると、嫌な記憶に蓋をしてる可能性があると告げられた。
日が経てば少しずつ思い出すだろうと。
しかし、その保証はない、とも。
アイドルは嫌な記憶か…。
俺らのせいだ。Aとまた笑いたい。でも俺との記憶はない。
しんどかった。
Aを見放したという重い罪を背中に乗せて進むのは。だけど、今1番辛いのはAだ。
岩｢本当に…ごめんなさい｣
俺はただ謝ることしか出来なかった。
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いちご(プロフ) - 美紀さん» ありがとうごさいます!!そう言って貰えてとても嬉しいです！ (2020年1月22日 16時) (
レス) id: 800a176666 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 初めましてSnowMan大好きです最高です亮平くんと涼太君と翔太くん寄りのオール担当です更新大変だと思うけど頑張ってください応援してます (2020年1月22日 16時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2020年1月15日 15時
