旅の手紙 ページ14
．
リヴァイside
「荒れてるな、リヴァイ。」
「……どこがだ」
奴が姿を消して3日。帰っても誰もいない生活が続いた。
「あからさまに態度に出すぎだ、少し直せ。ほかの兵士たちが怖がっているだろう」
エルヴィンが呆れた顔でそう言う
「俺に脅えてちゃ巨人に勝てるか」
「巨人よりお前の方がよっぽど強いのはみんな知ってるからな。」
「とにかく、その寄りすぎた眉間のシワと醸し出す負のオーラ、ドスの効いた低い声を治せ。
気持ちは分かるが……」
「あ゛ぁ？」
「そういうところだ」
イライラする、と言うより今はもう……孤独を感じている
チッ、と舌打ちをすると、周りの兵士が怯えて俺から離れる
早く帰ってきてくれ、頼むから、無事で。
「……A……」
するといつも陽気なバカがしゃがんで頭を抱えていた。
「ねぇリヴァイ、なんでA私に何も言わずに出ていったの？ねぇなんでナナバが監視に呼ばれて私は何も知らされてないの？」
「……うるせぇ、喚くな」
「うわぁぁぁっ、巨人の話しようよぉ、あ゛〜！！もう！！」
こいつも同じらしい
「リヴァイー、手紙来てるぞー！」
兵士Aが俺に話しかけてきた
「誰から」
「A、お前の愛しの…っておい！！急に奪い取るな！！」
「いや、ありがとう。」
「どういたしまして」
「私への手紙はぁ？！」
すぐさま封筒をあけ、手紙を取りだした
そこには急に出ていったという謝罪と、現在の所在、そして最後に《寂しい》と。
「……寂しいならなんで急に出ていきやがったあほが……」
そう言いつつもとにかく無事で安心した
ナナバが着いているなら安心だろうが
「リヴァイ、迎えに行かない？」
「……無理だ」
「なんで？そもそもあなたらしくないじゃないか、いつものあなたは何がなんでも迎えに行くでしょ？」
「……俺があいつが居ない環境でちゃんとやれることを証明するためだ」
「……何それ、まるでAが死んじゃうみたいじゃん」
「死なねぇとは言えねぇだろう」
ハンジが一瞬固まった
「……親友も助けられないで何が兵士だって、たまに思うよ」
「そうだな」
「……リヴァイはわかりやすいね、そうやって眉間にシワ寄せて」
「……俺にはやらなきゃならねぇことがある」
「……うん、解ってるさ。」
手紙を持っていた手と反対の手に、ぐっと握り拳を作った。
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れび(プロフ) - エリスさん» レス遅れました！！嬉しいです！！ありがとうございますm(*_ _)m (2022年3月6日 8時) (
レス) @page50 id: be9f459e10 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - いろいろ読んでますけど、こちらのヒロインちゃんとリヴァイさんが1番好きー！続編楽しみにしてまーす！ (2021年12月8日 20時) (レス) @page50 id: 8779dd4f89 (このIDを非表示/違反報告)
れび(プロフ) - ぬなさん» 返信遅くなってすみません！！コメント感謝！！結婚まで遠いですが頑張ります！！！ (2021年11月29日 2時) (レス) id: be9f459e10 (このIDを非表示/違反報告)
ぬな(プロフ) - あ゛ッッ結婚（殴…更新楽しみに待ってます! (2021年11月22日 20時) (レス) id: 009eb05b87 (このIDを非表示/違反報告)
れび(プロフ) - コメありがとうございます！！私も愛してる通りこえて大愛してるですっ (2021年11月19日 0時) (レス) id: be9f459e10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽 | 作成日時：2021年10月6日 7時
