逃げる気はない ページ16
貴方side
夜。
用意してもらった部屋のベットでとりあえず
寝ていた。
普通の主人公なら、今から緊急脱出用の
舟をパクって逃げ出すだろうけど
そんな捕まえてくださいって言ってるような
脱走はしねぇから。
...でも、やっぱ船の上じゃ寝れねぇから
ちょっと看板に出て夜の海を眺めてる。
海...最近は海の周辺ばっかにいる。
今まで海なんか来る機会すらなかったのに。
久々にじっくり眺める海は、真っ黒。
夜だから当たり前だけどさ。
貴「......ハッ、自分には綺麗な海は不釣り合いってか。」
青「...なんだ、夜の海見て感傷に浸ってんの嬢ちゃん。」
貴「別に逃げる気は無かったんですけどね。青雉さん。」
思いっきり、体を氷にして近寄ってきた
青雉さん。
...そんなに自分に脱走されたくねぇの。
青「...本当かー...? ...まぁ別に脱走すんなとはいわねぇ。こっそり脱走してくれりゃ俺も気付かなかったでいいからな。」
貴「うわぁ...海軍大将いいのかそれで。」
青「いいんだよそれで。」
そう言って青雉さんは自分の隣へ歩いてくる。
えっ...氷のまま近寄んなよ。
もし自分が凍ったらどーすんの。
貴「...すみませんが気味の悪い能力を使用したまま近寄らな..._____。」
その時だった。
急に青雉さんは、
本当急に氷から人間に戻った。
...そんな勢いよく能力解かなくても...。
貴「もう少しのんびり能力解いてくださいよ。驚くので。」
青「...？ いやいやいや、今俺解こうとしたつもりは....まー...いいか。」
貴「...寝ぼけてるなら早く寝てはいかがですか。自分は船で寝なれなれてなくて。
気は使わないでください。」
青「...相変わらずの完璧な対応だこと。
じゃ、お兄さんは寝るから逃げんならこっそり逃げろよ。」
貴「逃げても遭難フラグしか見えないんで逃げはしませんよ。」
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古 - (続き)無気力だけど周囲を巻き込みながらOPの世界を旅する夢主ちゃんが今でもはちゃめちゃに好きです。今でも消さずに残して下さりありがとうございます。ふらりと作品を覗きに来て下さった時にでも読んで頂けていたら幸いです。長文失礼しました。 (2022年5月17日 0時) (
レス) id: f1e3fff660 (このIDを非表示/違反報告)
古 - コメント失礼します。小説が更新されていた当時の読者の一人です。数年ぶりに読みに戻らせて頂きました。今でも他ジャンルの夢を追いかけているのですが、OP夢だけは今でも思い出すくらいあなたの夢が大好きです。 (2022年5月17日 0時) (レス) id: f1e3fff660 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - 主人公の性格うける。おもろい。 (2022年2月24日 20時) (レス) @page13 id: da7f60a8f5 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 夢主の一人称が初めは自分なのに途中から俺になってますよ、俺っ娘苦手なので変更できませんか？ (2020年10月31日 8時) (レス) id: 252551b999 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - ヤベェ、こういうの好みどストライクでテンション上がる (2017年11月4日 21時) (レス) id: 5f42220b54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キノ | 作成日時：2016年3月13日 22時
