彼氏いるんで！ ページ29
Aside
昇降口に向かう途中
三橋くんや伊藤くんの言っていたことを思い出す
三橋『アイツはな卑怯でずる賢いヤツじゃ！』
伊藤『狂犬って言われてるくらいなんだよな…』
その言葉の通り、
相良猛？さん？のケンカ姿を想像すると……
……………………
｢……やめよ｣
自分の首を自分で絞めている気がした
そんなことを考えている間に
校門に辿り着いてしまった
念の為 後ろを見ると伊藤くんと三橋くん
隠れてるらしいけど金髪とウニ頭が
凄い目立っている
相良｢おい、お前A？ってヤツ知ってるか？｣
聞き覚えのある声が耳に通る
見るとそこには銀髪さん
もとい相良猛さん？が立っていた
｢えっと、その、知っているというか､私…です｣
うぁぁぁぁ…めっちゃ怖いよぉ……
なに？体当たりしたからシメられるのかな…
相良｢これ｣
｢え？あ、私の｣
大切に使っていた名前入りのハンカチ
そっか、届けに来てくれたんだ……！
｢あ､ありがとうございます！
あ､あの後大丈夫でしたか？｣
相良｢…まぁ、俺頑丈だからスグに目ェ覚めた｣
｢へぇ〜！確かに体つきしっかりしてますもんね｣
グレーのブレザーから覗く腕は
見た目以上に硬そうだから
相良｢……まぁな｣
あれ…狂犬って聞いてたけど…
今の彼を見ると狂犬って言うより
ちょっと気性の荒いチワワ？って感じ
相良｢……助けた礼にレスカ奢ってやる｣
｢え、いや、その私、｣
言葉に詰まってしまって
どうすればいいか分からなくなっていると
伊藤｢彼氏いるんで｣
後ろからウニ頭に抱きしめられた
｢伊藤くん！！｣
相良｢……伊藤｣
伊藤｢何かな？狂犬相良｣
伊藤くんは笑っている
笑ってはいるけれど目が笑っていない
相良｢俺ァ 今、ソイツと話してんだよ 失せろ｣
伊藤｢聞こえなかったか？俺、この子の彼氏｣
私を挟んで2人に火花が散る
三橋｢へいへいへーい､落ち着けヨ ボーイ達｣
救世主！！この時ばかりは
三橋くんが救世主に見えた
三橋｢とりあえず4人でサテン行こーや｣
｢｢｢…………は？｣｣｣
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Runa - 更新がんばってください！応援してます！ (2021年6月25日 17時) (
レス) id: cf36c57a0e (このIDを非表示/違反報告)
茶乃豆 あん子(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます！亀更新になってしまうと思いますが頑張ります！！ (2019年11月3日 20時) (レス) id: a5cb8bdaa1 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - とっても面白いです！！これからも更新頑張ってください！ (2019年11月3日 20時) (レス) id: 402c6990c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶乃豆 あん子 | 作成日時：2019年3月29日 20時
