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※TEN side
KN「あ？あれ？エンジンかかんないんだけど。」
TN「はぁ？」
久しぶりに組織全体で集まるっていうから、
今回ははじめてクンの操縦で向かうっていうのに、
5000万ドルのプライベートジェットは
動いてくれない。
…このままじゃ遅れちゃうじゃん！！クン！！
XJ「クン哥ここ音楽かけれるの？」
YY「シャオジュンの選曲はセンスないから嫌。」
HD「ハハハ！言えてる」
XJ「…っはぁ。はやく出してクン哥。」
HD「集まるのが楽しみすぎて昨日ねれてなかったもんね」
XJ「いや、だって、早くBOSSに会いたいじゃん！」
YY「なんかヒーローに憧れる小学生みたい」
いつも通りにうるさいあの子達。
その後ろでルーカスと
お菓子を食べてるウィンウィンは
なんて、可愛いらしいことか。
でもまあこの一年で、
そんな騒がしさも心地いいような
"家族"になれた。
僕が巧みに脱獄を手伝ったおかげで
この子達は檻から出られたんだけど、
あの失敗があるからこそ、
新入りたちも真面目にするようになったし、
コミュニケーションも多くとるようになった。
幸い、だれも口を割らなかったし。
あ、そういうところも
テヨンヒョンは確かめてたのかな？
……まあ、なんでもいいや！
XJ「クン哥ー。」
HD「おそいよー。」
YY「僕でも操縦できそう」
TN「ちょっとまだなのクン！」
KN「あっ、だってこれ動かすのは初めてだし」
…ああ、もう絶対に遅れるよ。
BOSSの常習遅刻とどっちが早いかな。
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作者名：urru | 作成日時：2021年3月13日 2時
