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DY『あ、もうすぐ到着します。、はい、よろしくお願い致します。』
車から外を眺めると、
もう陽は落ちて、辺りは暗くなっていた。
そして、ドヨンさんの通話している先は
今日の宿泊先だったらしく、
いざ到着すると、
そこは、高く聳える立派な旅館だった。
広い露天風呂に、美しい庭もあれば、
部屋の中はワイドリビングになっていて
テラスまである。
、大きな別荘みたいだ。
というか、
ここが全部私たちの泊まるところ？？？
DY「ホテルの離れを一棟借りてるので、Aさんは二階にお部屋を用意してありますよ。」
......いったい何をしてそんなに稼いでるんだろう。
ドヨンさんに案内されて
階段を上がると、広々とした一人部屋があった。
DY「ここ、鍵を、ちゃんと掛けてくださいね？」
「え、あ、…」
DY「…うちの男衆は油断ができるものでないので」
「…… はい、わかりました、」
DY「おそらく、あの人たちは夜遅くまで騒ぐと思うので、お早めにここでお休みになってください。」
夜遅くまで騒ぐ…。
DY「僕たちにとっては、ちょっとした休暇みたいなものなんです。
明日も、全員で集まるのは2年ぶりですし、新しい構成員もいるってきいて、みんな楽しみなようですね。」
…そうなんだ、。
でも、ドヨンさんだって休暇なはずなのに
忙しそうにしてるし、
私のことでも手数をかけただろうに。
すこし、申し訳ないのと、
テヨンが自分ひとりで誘拐しなかったのは
なんでだろうと、疑問に思う。
DY「準備ができたらおりてきてください、夕食に向かいましょう」
「はい、」
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作者名：urru | 作成日時：2021年3月13日 2時
