俺が好きになった子はとんでもないドMだった。 (ページ2)

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HD「シャオジュン、おまえちょっとカッコよくなった？」

こいつは2年連続同じクラスのヘンドリー。めっちゃいいやつ。ちょっとおかしいけど。

「え？、まあコンタクトにかえたけど、」

HD「ぜったいそっちのがいいよ、
　 Aさんもドキっとしちゃうかもよ」

「は！？いや振り向かれても逆に困る！
　あの人はおれの推しなの！
　みてるだけがいい。」

HD「いみわかんないしキモいしめんどくさ」

あ、ちなみに

幸いにもおれの推しも同じクラス。引き続き。

様子を見ると、

いつも誰かと喋ってるのに

いまは静かに頬杖をついてる。

俺の知識だと、、多分

Aの友達がいないんだな。

、、まじがんばれ、、。

こっちまで泣けてくるわこれは。がんばれ、、

担「はーいみなさん今日から担任なりましたっ、
　よろしくおねがいしまーーーすうっと」

モブ「はーい、先生席替えしよー」

担「おおお前今年もかー、席替えは明日でもいいけど、今日するー？」

モブ「はやくしよーぜぇー」

うん、俺もしたい。

できれば俺のニ個まえの一個右にAが

いるのがベストだ。

存分に推しを拝める席になる。

このクラスは31人。

一人だけ窓際最後列に行くことができる。
通称＂無双ポジション＂。

そこはみんなにとっていいとこだけど、狙ってはいない。

特に関係ないからだ。

ただAがそこに行かないことを願うだけ。

俺が頭をフル回転させる間に、

くじは出来上がっていた。

担「はいじゃー、かいてくよー」

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