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DY「あ、ちょっとごめんA、少し出てくるから配達来たら受け取ってくれる？」
『はい、わかりました。』
DY「すまない。」
相変わらずドヨンさんは秒刻みで忙しい。
荷物を少し持って部屋を出た音がした後、
私はテーブルの準備でもしようとキッチンへ向かう。
冷蔵庫を開けると、ワインが一本入っていた。
BOSSがいつも飲むワインだ。
きっとドヨンさんが用意したものだから、グラスを準備しておこう。
そうしてテーブルを拭いていると、
部屋のドアがノックされた。
配達を受け取るつもりで
ドアの前へ行って鍵を開けると、
『、え、、ちょっと、！』
そこには荒い息遣いのBOSS。ずぶ濡れだ。
いきなり倒れかかってきて、のしかかる身体の温度は高くて、熱があるみたいだ。
TY「、っ、……」
『、歩けますか、？』
TY「そんな、大丈夫大丈夫、っ、」
肩に腕を回して、ソファまで運ぶ。
ずぶ濡れで高熱で何が大丈夫なんだ。
『タオル持ってきますね。とりあえずこれで拭いてください。あ、すぐお風呂に入られますか？、いや、でも湯冷めしちゃうかな、、でもまず暖かくしてもらわないと、』
TY「…...ふふっ。忙しいね。」
タオルを渡してから右往左往している私をみて笑うBOSS。
誰のせいで忙しいと思ってるの。
TY「冷静じゃないAなんて、珍しい。」
『え？』
TY「なんでもない。久しぶりにA見たら熱とか吹っ飛ぶなあって思うよ。」
水が滴るまま、寒そうなのににこにこするBOSSと、
またタオルを掴もうとして固まる私。
私の気なんて知りもしないこの人にはもう呆れ始めてきた。
3秒の沈黙後、ガチャンと扉が開けば
DY「ただいまごめんAっ、……は！？イテヨン傘持ってなかったの！？っっあ〜もう本当に世話焼けるな！はい！すぐ風呂入る！Aは部屋あったかくしてくれる？」
『あっ、はい！』
さすがにBOSSの扱いまではドヨンさんには敵わないらしい。
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urru(プロフ) - りいさん» お待たせしてしまってすみません！頻度はお約束できませんが頑張りますね！ありがとうございます(TT) (2021年12月14日 1時) (
レス) id: 39da3a00d6 (このIDを非表示/違反報告)
りい - すごく好みのお話で昨日と今日、一気読みしちゃいました!!笑 無理しない程度に更新楽しみにしてます(* ´ ▽ ` *) (2021年8月30日 0時) (レス) id: ee43a41b7f (このIDを非表示/違反報告)
urru(プロフ) - なっちょさん» コメント頂けることがとても励みになります！ありがとうございます！ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 39da3a00d6 (このIDを非表示/違反報告)
なっちょ(プロフ) - 先程小説拝見させて頂きました(*´ω`*)次話お待ちしてます！ (2021年4月11日 0時) (レス) id: 96e02510df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：urru | 作成日時：2021年4月10日 10時
