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ある夜、
事務所で残りの仕事を手伝っていると、ドヨンさんが
「今日、ヒョンここに帰ってくるけど。たぶんもうすぐかな。」と言った。
DY「2、3日だけ。」
『そうなんですね。』
DY「久しぶりだから、ヒョンと一緒に食べようと思ってデリバリー頼んだんだけど、多く頼みすぎちゃって。だからAも食べな。」
『あっ、はい…、』
BOSSが帰ってくるのは3ヶ月ぶりくらいで、
久しぶりに私から話したいことだってたくさんある。
前に帰ってきた時にも何事もなく会話をしたし、
以前は顔を見れば心臓が張り裂けそうだったのも、
時が過ぎればどうってことはなくなった。
というより、ようやく諦めがついたのだ。
こんな人に私は似つかわしくない、
この人と結ばれるべきなのは私じゃない。
テンさんが教えてくれた。
あれはこの前の会合で、
テヨンと出かけた後、
"お仕事を教えてもらった"とき。
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TN「…起きた？」
朝目を覚ますと、隣には服を着ていないテンさん。
肘をついて私の顔を眺めている。
一瞬なんでここにいるのかわからなかったけど、元はと言えば昨日部屋に押しかけたのは私だった。
『、……、』
まだ少し眠たくて、布団をかぶると
テンさんが口を開いた。
TN「これで気は済んだの？」
『……っ』
被った布団をまたすぐめくって顔を出すと、
TN「僕ね、若い頃から体売られてたんだ。」
『え？』
外の景色を見つめながら、とつぜん話を始めた。
TN「…母親が、お金を稼ぐために僕の身体を売ってたの。お金持ちの女の人や、時には、男の人を満足させるのが僕の仕事だったんだ。」
『……』
TN「その時はそうするしかないんだって思ってたから、喜んで貰えるように努力してた。相手を見て、捉えて、どうすれば満足させられるか考えてた。」
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urru(プロフ) - りいさん» お待たせしてしまってすみません！頻度はお約束できませんが頑張りますね！ありがとうございます(TT) (2021年12月14日 1時) (
レス) id: 39da3a00d6 (このIDを非表示/違反報告)
りい - すごく好みのお話で昨日と今日、一気読みしちゃいました!!笑 無理しない程度に更新楽しみにしてます(* ´ ▽ ` *) (2021年8月30日 0時) (レス) id: ee43a41b7f (このIDを非表示/違反報告)
urru(プロフ) - なっちょさん» コメント頂けることがとても励みになります！ありがとうございます！ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 39da3a00d6 (このIDを非表示/違反報告)
なっちょ(プロフ) - 先程小説拝見させて頂きました(*´ω`*)次話お待ちしてます！ (2021年4月11日 0時) (レス) id: 96e02510df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：urru | 作成日時：2021年4月10日 10時
