full sun boy ページ12
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RJ「なあおまえ好きな人いんの？」
組織に入る前、
ロンジュンが俺に聞いた言葉。
こいつとはなんでも話せる仲だけど、
「おしえねー」とか適当なこと言って
頭の中では、ある女の子のことをずっと考えてた。
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小学二年生 夏
RJ「おいくそ、宿題多すぎだろ、しね」
HC「やらずに怒られるほうがましだよなー」
RJ「家にかえってもあのばばあがいるし、ぜんぜん夏休みたのしくねえじゃん！」
HC「…おれたちいい子にしてるのにな」
ついこの前施設に入ってきたロンジュンは、同い年でよく気が合ってすぐ仲良くなった。こんなに口の悪い小学生はこいつ以外にいない。けどおもしろい奴。
ロンジュンといつもの帰り道を通って、公園の側道を歩いていた。
RJ「まず夏休みの計画表は、あのばばあをたおすこと。」
そんなことを言い出したロンジュンに、
いつにするー？、と返事をしようとした瞬間、
俺は目の前の光景に固まった。
公園の中のほうを見て歩いてたら、
俺の、
ずっと会いたかった
父さんが見えた。
人違いなんかじゃなくて、ずっと憧れの父さんが、
あそこにいる。
出張が多くて、いつも家にいなかったけど、いろんなとこ飛び回ってて、仕事のできる父さん。
施設に入る前から、ずっと会っていなかったから、
今すぐそこまで走り出しそうだった。
でも、
何か違う。
横に小さい女の子がいる。
小さいっていっても、俺と同じくらいの。
RJ「ジェミンとジェノは、ばばあにとって優等生だし、使えるよな……、おい、聞いてる？」
父さんと手を繋いでるのは見たことのない女の子で、
すごく無表情だった。
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urru(プロフ) - りいさん» お待たせしてしまってすみません！頻度はお約束できませんが頑張りますね！ありがとうございます(TT) (2021年12月14日 1時) (
レス) id: 39da3a00d6 (このIDを非表示/違反報告)
りい - すごく好みのお話で昨日と今日、一気読みしちゃいました!!笑 無理しない程度に更新楽しみにしてます(* ´ ▽ ` *) (2021年8月30日 0時) (レス) id: ee43a41b7f (このIDを非表示/違反報告)
urru(プロフ) - なっちょさん» コメント頂けることがとても励みになります！ありがとうございます！ (2021年4月11日 1時) (レス) id: 39da3a00d6 (このIDを非表示/違反報告)
なっちょ(プロフ) - 先程小説拝見させて頂きました(*´ω`*)次話お待ちしてます！ (2021年4月11日 0時) (レス) id: 96e02510df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：urru | 作成日時：2021年4月10日 10時
