ニコイチ【江口拓也】

第二十五話 ページ28

篠崎｢お疲れ様です。｣

お疲れ様。りょうくん。今日とっても良かったわよ！次も期待してる。

篠崎｢ありがとうございます。｣

ほら。簡単。
世の中の女なんてちょろい。
……そう思ってた。

篠崎｢お疲れ様です。鳴海先輩。｣

『うん。お疲れ様。』

あ…れ？素っ気ない？
普通だったらここで目がハートになる…。

篠崎｢先輩と共演出来て、俺、嬉しいです。｣

『そっか。』

嘘だろ…!?
こんだけ愛嬌振りまいてんのに!?
あともう一歩言ってみるか。

篠崎｢先輩は美人だし、優しいし、完璧って感じですね。羨ましいです。俺も早く完璧になれるように頑張らないと。｣

『そう。頑張ってね。じゃあ、私は次の仕事があるから。』

ま…マジかよ…。
初だ…こんなに素っ気ない女。
でもあんな美人滅多にいねぇし絶対おとして、俺のものにしてやる。

監督｢おっ！龍馬くん。お疲れ様。｣

篠崎｢あ、お疲れ様です。監督。｣

監督｢何？もしかしてAちゃんのことおとそうとしてる？｣

篠崎｢いえ、そんなことは！｣

監督｢だめだよぉ〜。Aちゃんには江口くんがいるから。｣

江口？
あぁ…いたなぁ。

監督｢気を付けなよぉ〜地雷踏まないように。｣

そんなヘマするかよ。
男がいんなら余計燃える。
最高じゃん。









江口｢へっくしゅん！｣

木村｢何？江口、風邪？｣

代永｢うつさないでよねー。｣

江口｢違いますって！｣

木村｢じゃあ、誰かが江口の噂でもしてるんじゃないの？｣

代永｢長年の酷い恨みがぁぁ。｣

江口｢えぇ!?マジですか!?｣

代永｢嘘だよ！(๑＞؂•̀๑)ﾃﾍﾍﾟﾛ｣

江口｢何なんですか！｣

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