七羽 ページ9
「なあ、これ、、なんなん?」
「ひぃっ、、!」
「おい、あんた!!落ち着け!」
薬研が慌てた様子で前に出てくる。
俺は今気が立ってるんだ。
あーあ、これだから、俺は人になれないんだろうなあ
パキンパキンって、皮膚が硬化していく。
手の爪も刃物みたいに尖って黒く光ってる。
周りの奴らも目をひん剥いてこっちをみてる
そんなに驚かないでもいいじゃん
「薬研、どいて」
「何をする気なんだ」
「その女、殺すだけ…政府に殺していいって許可もらったもん……別にこんな奴いなくていいだろ、、なあ?」
「!!!……ッ、、」
顔を真っ青にして、みんな目の前から退いてくれる。
物分りのいい子は好きだよ。
畳を強く蹴って逃げようとした女に間合いを詰めて鳩尾にまずは1発。
その次に尖った爪で女の目をぶっ刺す。
片目だけね。
「あ"ッ、ァあ"ッア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
「五月蝿いよ。」
「ぃ"たい、!い"た"ィよォ、!!ッぃ、ちご、一期ッ、!、いち、ごぉ、!」
「五月蝿いっていってんじゃん」
「あ"ッ、ん"がッ……ん"んん、!!!!」
そこいらにあった大きめの石を女にくわえさせ、思いっきり地面に叩きつける。
これで顎は使い物にならないだろう。
痛みで失神したのか、騒ぐことも無く力無くその場に転がった。
「はじめて、身内のやつら以外に自分から触れたかもなあ」
「おい!あんた、、」
薬研に手を握られる。
心配してるのか、それとも恐怖で縋ってるのかわからないけど、不安そうな顔で強く手を握られた。
「あ、、ごめんね。怖いもの見せちゃったね。」
気を落ち着かせて、人間の手に戻す。
「いえ、、、貴方は、何者ですか」
一期一振は乱れた服を直しながら、真っ直ぐと此方をみつめた。
穴あきそう()
「新しく、ここの審神者として派遣された、斑目だよ。名前はない」
「そういう話ではない、人間、、ではないな?」
月を目に宿した男…三日月宗近が夥しいさっきを放ちながら言葉を放つ。
「何者、って……人間じゃないなにかです。あと、成り立てほやほやの審神者?」
「貴様ッ!舐めた態度をとるならここでその首落とす!」
ここでも冷遇されそうだ、しかし仕事を放棄することは許してくれないだろうし
こんのすけは見当たらないし、
薬研は手を離してくれない。
手汗ぐっしょりなんだけど、
「薬研、こっちへ来なさい、危ないですよ」
「一兄、すまないがそれはできねえな」
「!!」
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地稲(プロフ) - コメント失礼します。十一羽の「わかせぬ」は「げせぬ」ではないですか?「解せぬ」のことでしたら「げせぬ」になるかと思います。これで間違ってたら私本当に恥ずかしいな…。ご確認お願いします! (2021年4月2日 12時) (レス) id: a7f6c2fae7 (このIDを非表示/違反報告)
リシェ(プロフ) - めっっっっちゃ好きです!!!お気に入り失礼しますゥ!!斑目君どタイプです、、、、 (2021年4月1日 21時) (レス) id: dcc366f923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燈 | 作成日時:2020年2月21日 2時