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あのまま、俺は意識を飛ばしたのであろう。
目を覚ませば、布団の中だった。
｢……生きてるのか、｣
｢目が覚めたか｣
障子にもたれ掛かるようにして、薬研藤四郎がこちらを見ていた。
身体中に巻かれた包帯や、額にある濡れたタオル
きっと、彼がしてくれたのだろう。
｢ありがとね〜、…｣
｢いや、礼を言うのは此方のほうだぜ、ありがとな｣
｢仕事だし。当たり前のことしかしてないよ｣
上半身を起こしてみる、やはり、全身の痛みは酷いようだが、何も感じない。
腕を見てみると、傷が開いたのか血が包帯に染みを作っていた。
｢じっとしていろ、、！｣
｢大丈夫だよ。、…痛くないしね｣
静止する言葉を無視して立ち上がる。
俺があの時手入れしたお陰で、ここへ来た時とは全く違う。
ただ、殺気があるのは変わらないが。
庭に出てみると、木には緑が宿り雑草もない、池も澄んでいる。
｢…ここでなら、僕は死ねそうだなぁ……｣
｢は？｣
｢なーんも、ないよ……｣
ふわりと、微笑んで薬研藤四郎の頭を撫でてやる
恥ずかしかったのか、顔を背けられてしまった
｢薬研藤四郎様、照れとん……、？｣
｢なんのことだか、…あんたもいい顔してるぜ？｣
顎に手を添えられて、鼻にちゅｯとリップ音を鳴らしてキスされる。
｢……ｯ、、！！！｣
｢あと、俺の事は、『薬研』ってよんでくれよ大将｣
｢わかったよ、薬研｣
そんなやり取りをしていると、幾つかの足音が2人に近づいてきた。
｢｢｢主様！！！｣｣｣
｢どした、乱、秋田、五虎退｣
｢…？？！！｣
走ってきた3人は勢い良く抱きついた。
その勢いでそのまま後ろへ倒れた
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？？。 - 面白かったです。更新楽しみにまってます。 (3月29日 8時) (
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作者名：燈 | 作成日時：2018年8月23日 9時
