死ねない審神者様が頑張る話【男主】 (ページ13)

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本丸へと帰ると薬研と乱が仁王立ちで待ち構えており、こっぴどく叱られた。

｢旦那ｯ…、あんたが強いのはわかってるけど待ってる身にもなってくれや｣

｢主さん倒れて目が覚めてからそんなに経ってないんだから！！！！ほんと心配かけないでね！｣

｢あい、、、すまない。。｣

まさかここまで怒られるとは思っていなかった……
こうべを垂れて反省していると薬研に頭を撫でられた。

｢子供扱いか、……、？｣
｢いーや、愛おしくてな、すまない大将｣

愛おしい？？
俺が？

思わず笑みが零れた。

初めて、そんなことを言われたかもしれない。
胸の当たりがぽわぽわする。
暖かい気持ちになる。
安心、する

｢大将……？｣

不安そうに薬研が顔を覗き込む

お返しに俺も薬研を抱きしめて額にキスをおとして撫でてやった

｢薬研……顔真っ赤｣
｢ほんとだあ。可愛いとこあんじゃん｣
｢……うるせ｣

乱にも額にキスしてやると瞼にキスをお返しされた

幸せってこういうことなのだろうな。
1人で目を閉じて薬研の温もりに浸っていた