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夜の羽田がザワつく。
「会いたかったっ、」
たくさんの報道陣、フラッシュと共に
二人の男女が抱擁する姿が見えた。
「俺も、会いたかった」
「ｺﾞﾎｯご無沙汰してます。Aさん」
普通の人よりも少し身長が高めというのがコンプレックスという彼女ではあるが、その男と一緒にいるとなんとも可愛らしいサイズである。
「あっごめんなさい(照)いつも翔平がお世話になっています！一平さん！」
「こちらこそ、お世話させてもらってます笑」
「ねえ、一平さーん笑」
翔平くんの専属通訳一平さんだ。
彼とは1年前にロサンゼルスに行った時、奥さんとともにお茶をしたことがある。
翔平くんが忙しくて連絡をくれない時でも、
彼は私のことを考えて状況を教えてくれるとても良い人だ。
寝顔を送ってもらったこともあります🤫
「さあ、車用意してるので送りますよ」
「あ、大丈夫です大丈夫です！
タクシー待たせてるので！」
「いいじゃん、一緒に行こうよ」
「えー、でも」
なんていいながら、沢山の報道陣の中を通っていく。
そんなに遅い時間ではないけれど夜だというのに、わざわざ駆けつけてくれている翔平くんのファンも沢山いて、
わたし、こんな人と結婚したんだなってつくづく思う。
「翔平くんのファン沢山いるね笑」
「いや、全部が俺のファンじゃないよ」
『かぐちゃーん！こっち向いてー！』
『きゃー！顔小さい！かわいい！♡』
『さすが我らの女神様！サインして！』
「ほらね」
「わ、ほんとだ」(手を振る)
「もう、手振らないでよ」
「えー、いいじゃん？」
「やだ、今は俺を癒して」(バックハグ)
「翔平くん！！タクシーで帰るよ！！」
「ねえごめんって、」
「お二人さん、早く行きますよ」
「「ごめんなさい」」
A明日から何日まで空いてます?
マネ2週間ぐらいは仕事入ってないよ!
マネ頑張って片付けてたからね、ゆっくり休みな〜
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2023年5月2日 15時
