・【ヒロインside】 ページ22
「終わった〜」
なんとか片付けを終わらせた。
その時、部屋をノックする音が。
「はい？」
ドアを開けてひょこっと顔を出したのは
モトキだった。
「どうしたの？」
モ「いや、俺もAに言いたいことがあってさ」
「うん、いいよ？入って？」
モトキはおじゃましまーす、
と一言呟いてベットに座る。
モ「…、」
「おー？どうしたモトキくーん？」
ベッドの下に座っていたあたしを
後ろから抱きしめるモトキ。
モ「何て言っていいか分かんないんだけど、とりあえず。Aは1人じゃないからね」
「うん、知ってるよ？」
モ「掘り返すのは良くないと思ってるんだけど…今日の事、もし…思い出したらして辛かったら、一人で抱え込んだりするのナシね」
「帰り道でダホにも同じ事言われたなぁ…ありがとう、モトキ」
モ「きっとマサイもシルクも、なんか言いたいはずだから。ちゃんと聞いてあげなよ？」
「あたしさ、あの瞬間ってたぶん忘れられないと思う。一生、脳裏に焼き付いたまんまだと思う。その度にきっと、誰かに甘えたくなる。でも、あたしにはみんながいてくれるから、頑張れる」
モ「さすがAだね！それにAとシルクは同じ家に住んでるし、上の部屋にマサイもいるから安心だ！」
「…あ、ひとつ聞きたい。」
あたしはモトキの腕を解いて
モトキの方に振り返る。
モ「ん？」
「モトキは、…大丈夫？」
モ「うん…確かに、ちょっとまだ整理はついてないけど。でも俺もAと同じ気持ち。みんながいる。一人じゃないから。俺とか他のメンバーの中で1番強がってんのは…シルクだよ、きっと」
「うん、…そうだよね」
モ「帰り道も無理矢理笑ってた気がするし、Aがこの部屋で片付けしてる間も、何かを悟られない為なのか…ずっと喋ってたんだよね」
「触れないようにしてるのかな、？」
モ「どうだろう。でも、とりあえず俺はみんなを守るから！この先！」
「ありがとう、！」
リビングに戻ると
そこにいたのはマサイとンダホだけ。
モ「シルクは？」
マ「走ってくるって。最近満足にトレーニングできてないんだとさ」
「…」
モ「…」
マ「…」
ン「…」
「「「「…強がりだなぁ、」」」」
4人は顔を見合わせて心の声が口に出てて、
しかも綺麗にハモりました。←
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ユーカリ(プロフ) - YOさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2020年1月9日 8時) (
レス) id: 9ee0be3c4f (このIDを非表示/違反報告)
YO - 楽しみに見てます。文才ホントありますね！ドラマを見てる気分で楽しく見てます！(^^) (2020年1月9日 0時) (レス) id: 2315e9de02 (このIDを非表示/違反報告)
ユーカリ(プロフ) - YOさん» か、悲しい、、！？ (2019年12月11日 18時) (レス) id: 9ee0be3c4f (このIDを非表示/違反報告)
YO - 悲しい...。 (2019年12月2日 0時) (レス) id: 2315e9de02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユーカリ | 作成日時：2019年10月30日 0時
