2 ページ2
兄が死んだことは
あっという間に広まって、同情の目で見られることが増えた
「可哀想に、あんなに仲良かったのにね」
青山兄妹は仲良し。みんなによく言われていた
「Aちゃん最近ずっと元気ないもの」
1個しか年が変わらない私達は、
小さい頃からずっと一緒だった。
その関係が壊れ始めたのは今から2年前
あの時、私達の想いが重なった
兄妹愛なんかじゃない。
男として、女として、愛してるって
それから お兄ちゃん呼びだった私は
2人の時だけ りっくん と呼ぶようになった。
バレちゃいけないから2人だけの時だけね、?
って言われた時、急に実感が湧いて泣いちゃったっけ、笑
『仲良し兄妹』この言葉を私達は利用した
もう幼くない私達が一緒に外出していても
「ほんとに仲良しね」ってただそれだけ。
りっくん よく私に聞いてきた。
「Aは今幸せ、、?」
って、心配そうに何回も。
「幸せに決まってる。」
安心したように微笑んで、見つめ合う
何回もキスをして、今を忘れないように。
これから何があっても私達は絶対離れたりしない
.
それなのに。なんで、?
母 「これ、陸が持ってたんだって。
彼女いたのねっ?」
そう言って見せてきたのは、キラキラと輝く
ネックレスとピアス
りっくんが、よく付けてたピアスの色違い
「このピアス可愛い〜!」
陸 「だよね!やっぱセンス似てる笑」
覚えててくれてたんだ。
このネックレスだって、
雑誌見て欲しいな〜って思ってた。
ねぇ、こんなに好きなのりっくんだけなの。
57人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:満月 | 作成日時:2018年9月22日 21時