堕天使 ページ5
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辺りがシーンと静まった。
血が飛び散る。
誰のもの、なんて思いたくもなくて。
「る、luz...?」
倒れた彼に寄り添うが、ビクともしない。
「ね、ねえ!ね、おきてってば!」
揺さぶれば、何かがコロンと転がった。
nqrse「っ、」
「い、やよ...いや!いやああああああああ!」
涙がボロボロと出る。
大切な彼を失ったことに気づきたくなくて。
神様「なぜluzが..?...まあいい、いずれ処刑する予定だったのだ」
無差別に人を処刑して、嘲笑って。
「許さない...許さないから!!」
純白で、綺麗だと評判だった羽が黒く染まる。
nqrse「A!おちつけ!!」
.
?「すみませーん!神様さん!この女の子、もういらないですか?」
会場いっぱいに響く、謎の声。
上空を見上げると、人が2人いた。
赤い髪に、黄色の髪。
特徴は、黒い羽。
_______悪魔だ。
ざわっとどよめきが起こった。
神様「...悪魔が、なぜここにいる!」
?「あの噂の子が処刑されると聞きましてですね〜!貰いにきたんですよぉ!」
ピシッと私に指をさされる。
金髪の人がゆっくりと降りてきて、私の隣にしゃがんだ。
?「あらら、堕天中でしたか。」
「...触らないで」
羽に触れかけた彼の手を払う。
luzの体にまわす腕をぎゅっと強めた。
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作者名:いおりす。 | 作成日時:2018年4月18日 16時