女の子。16 ページ16
私がそう呼べば、少し苦しそうに顔を曇らせた。
坂田「..なあ、なんで」
「ごめん、用事あるから」
書きかけだけどいいや、先生に怒られてもしょうがない。
はやく、逃げ出したい。
坂田「待って!」
ガシッと掴まれた腕、男の力で簡単に振りほどく事はできなくて。
「...なに?」
坂田も、小さい頃のままじゃないんだなぁって痛感した。
坂田「なんで、なんで避けるん?」
なんて言おう、なんて言えばいいの。
坂田を諦めたかったから。このまま片思いなんてしたくなかったから。
ごめん、と言おうとして口を開いた。
.
浦田「坂田ー...って、あれ。ごめんお取り込み中?」
そう言いながら教室に入ってきた浦田くん。
坂田「うらさん、、」
彼の力が緩んだ瞬間を狙って、グイッと離した。
「..用事あるから」
何か言いかけてたけど、それも無視して教室を飛び出した。
好きだった頃の感覚なんて、ずっと眠ったままでいいのに。
凄く、志麻に会いたい。
降り続く雨をぼーっと見つめる。
...傘、持ってきてないや。
ゆっくりと、体に染み込むように雨が降る。
志麻「Aちゃん?!何しとるん?」
門で待っていたであろう志麻が、駆けつけてきた。
「...名前で、呼んで」
志麻「...A」
「志麻、志麻、志麻...っ!」
あいつのこと、忘れさせてよ。
372人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羽瑠葉(プロフ) - いおりさん» ありがとうございます!ツイッター探させていただきますね!また話せると思うととてもワクワクです! (2019年8月15日 0時) (レス) id: 76510e5c98 (このIDを非表示/違反報告)
いおり(プロフ) - 羽瑠葉さん» ツイッターのID作品一覧のところに書いてあるのでぜひ!また沢山お話しましょ〜!!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 8fe408119b (このIDを非表示/違反報告)
羽瑠葉(プロフ) - いおりさん» いえ、全然!また話せて嬉しいです!ツイッター再開した時にいおりすさんを探させていただいたのですが、なかなか見つからなくて、大丈夫かなーなんて、思っていました!これからもよろしくお願いします! (2019年8月14日 13時) (レス) id: 76510e5c98 (このIDを非表示/違反報告)
いおり(プロフ) - 羽瑠葉さん» 覚えているような気がします、、すみません(´・_・`)ぜひ!!またお話しましょ〜!!ありがとうございます! (2019年8月14日 9時) (レス) id: 8fe408119b (このIDを非表示/違反報告)
羽瑠葉(プロフ) - いおりすさん!覚えていなかったらゴメンなさい!前に、ツイッターで絡ませていただいていた、るぅです!私自身、ツイッターが訳あって凍結してしまって、連絡途絶えちゃって本当にゴメンなさい!また、お話ししたいです!いおりすさんの小説大好きです!応援してます! (2019年8月14日 3時) (レス) id: 76510e5c98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いおりす。 | 作成日時:2017年10月6日 14時