恐怖症65 ページ8
齋藤コーチが歩いて外に出る。その後ろをついて行くと前でまたゴンッという音がした。視線がこちらに向いた。
齋「いったた……」
おでこを摩りながら中学生の前に姿を現す。そして立ち止まる。私はその1歩後ろに立つ。
齋「おはよう、皆。U-17
「(……おでこ、赤くなってる)」
齋「え〜、君たちの試合、見させていただきました。皆中学生とは思えない程強いですねぇ。……でもぉ精神面をもっと強くする事で、さらに強くなれます、はい。まずは誰とでもいいので2人組を作ってください」
コーチがそう言うと中学生の皆は指示通りに2人組を作る。しばらくすると全員が組み終わった。
齋「……では、
そう言うと中学生の皆は驚いていた。さすが精神コーチ。中々にきついことをさせる。するとコーチが私に声をかける。
齋「さて、少しお願いしますよ」
「……わかりました。それとコーチ、そのおでこ冷やしてくださいね」
そう言うとコーチは中へ入っていった。とりあえず、スタッフの人にどこまで試合をするか伝える。
「あ、そうそう。言い忘れてたけど、これに応じないペアは両方失格ということで、よろしくどうぞ」
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作者名:ちゃーきー | 作成日時:2024年2月15日 19時