恐怖症85 ページ28
平「ハァーッハッハッ、相変わらずだな!」
デ「ですなぁ」
そう言う会話を繰り広げていると、キミ様が手を挙げていた。
君「……ちょっといいですか?あと5分もすれば全員ここに集まって来るでしょう!彼らとのエキシビションもそれからでよろしいですね?あぁ……それから門くらい開けに来て欲しいと秋庭氏がえらい御立腹でしたよ」
齋「あらら、それはすみませんでした」
周囲を見回すと、何人かの中学生がいなくなっていた。……どこへ行ったのやら。
越「ところで、1軍上位10名って9名しかいないじゃん。ねぇ、マネージャー?」
「いるじゃない?……目の前に」
そう答えると修さんは1軍ジャージを羽織る。そしてこちらを振り返る。
種「これで……10名やろ」
しばらくして、再び、足跡が響いた。そこに見えたのは白と黒。
曲「勘弁しろし」
デ「ですなぁ」
平「……ほう。番狂わせがあったようだな」
高「あーっ!あいつらは!」
高「戻ってきたのは中学生!?」
平「はーん、どいつもいい面構えだな」
高「まさか……。ってことはU-17日本代表No.11〜No.20までが揃って中学生にやられたという事か!」
種「そーいう事みたいやな」
それとは別の方向から足音が聞こえてきた。向くとそこにはあの男がいた。精市の方を見れば目を見開いている。
幸「……どうして、ここに」
黒「ここに招待した時遠魁斗さんです」
時「勝負だ、幸村精市。お前があの時負けてりゃ妹はあんな目に合わなくて済んだかもな」
そう言うと殺伐とする空気。その空気を破るかのように手が鳴った。
平「待て。お前の相手はそいつじゃない」
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作者名:ちゃーきー | 作成日時:2024年2月15日 19時