恐怖症82 ページ25
試合の後。2番コートの人たちの姿が見えなかった。すると多くの足音が聞こえてきた。
リ「あの人たちはもう来ないっスよ……」
真「尻尾を巻いて帰っていったわ!」
振り返るとそこには黒いジャージを来た人たち。
リ「俺たちが新しい2番コートでいいっスね」
高「お前ら、帰ったんじゃ!?」
遠「地獄の淵から戻って来たでぇ。なぁ、コシマエ」
私としては大歓迎なところだけど、やはり高校生は黙っていなかった。
高「突然帰ってきてそんな事認められっかよ!」
高「とっとと失せなぁぁ!」
数人の高校生がボールを負け組中学生軍団に向けて打つ。しかしその球は全て打ち返され、気づいたら何人かはコートに入っていた。そして、黒いオーラがする方を向くと弦ちゃんがいた。
真「俺1人で相手してやろうか」
高校生が狼狽えていると、手を鳴らす音がした。その方向を向くと修さんだった。
種「これ以上、高校生に恥かかすもんやないで……」
高「本来は1軍なのに飛行機が嫌いで海外遠征に行かなかった種ヶ島修二!」
種「長い長い……。まぁ、エエやないか……俺は大歓迎やし。お前もそう思うやろ?マネージャー?」
「まぁ、いい刺激にはなるだろ」
遠「コシマエ。マネージャーの隣におるん誰や?」
リ「ああ……本来は1軍なのに飛行機が嫌いで海外遠征に行かなかった種ヶ島修二でしょ」
そんな話をしていると、放送が聞こえてきた。
黒「選手諸君に報告があります……。監督の意向により、彼ら中学生負け組27名を2番コートに入る事を許可します!」
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作者名:ちゃーきー | 作成日時:2024年2月15日 19時