恐怖症80 ページ23
景吾が着地に失敗してコートへ倒れる。嫌な予感がした。そして追いつき、タイブレークへ。
高「す……凄いな。タイブレークか……」
高「まさかここまで中学生チームが粘るとはな」
入「(ボクかキミの心を透かして見れるように、キミはボクの骨格レベルまで……)キミの進化は危険すぎるよ」
景吾の得意な持久戦に持ち込んだ。景吾がタイブレークの先制点を取った。3点連取し、リードする。
入「
奏さんのラケットにボールが当たり、景吾が打ち返す。……やっぱりか。
入「やはりさっきの転倒で……
跡「!(野郎……試しやがった!?)」
ボールが空に上がった。
入「やろうか。キミの好きな持久戦」
景吾は左右に走らされている。奏さんの手によって負傷した足を狙われていた。
跡「(ざまぁ……ねぇな。今まで散々相手の弱点を持久戦で攻めてきたが……。まさかこの俺がそれをやられるとは皮肉なもんだ……ぜ)」
ドロップショットで拾わせていく奏さん。容赦ない。それでもなお、ボールを打ち続ける姿に気づいたら私は泣いていた。
跡「持久戦、望むところじゃねーの!」
そしてタイブレークはまだまだ続いていた。187-187になっていた。
高「……あるわけねぇ」
高「なんだ……この長いタイブレーク」
入「ど、どうしてっ!?何がキミをそこまで熱くさせるんだい?跡部くん!」
跡「うるせぇっ!」
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作者名:ちゃーきー | 作成日時:2024年2月15日 19時