【テニプリ】神の子恐怖症3 (ページ21)

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恐怖症78 ページ21

奏さんの動きが変わり、試合の流れは奏さんに向いている。

｢(……景吾。このゲームで決めないと勝機が無いことに気がついている)｣

跡｢(全身の毛穴をブチ開けろ！神経を末端まで研ぎ澄ませ！……奴の打球はそんなに速くねぇ。見極めろ！目を開け！)｣

景吾がボールを返す。奏さんは進化に驚いている。奏さんのラケットが飛ばされた。

跡｢慟哭への舞曲(ジーク)だ｣

入｢なーんてね｣

奏さんがボールを返し、1ゲーム取り返した。やっぱり、試合したくない。

種｢入江とはやっぱ当たりとー無いわな｣

徳｢……そうですね｣

種｢あの中学生……可哀想やな｣

｢(どうする……景吾)｣

奏さんが追い返してくる。

鬼｢黙っていたが……入江は3番コートじゃねぇ。実力はもっと上。俺と同じで各コート底上げの為配置されたのよ(・・・・・・・・・・・・・)｣

切｢え……！？3番じゃない！？(……って事はこの試合やべぇ)｣

他の中学生がその事実に気がついた。景吾は必死に奏さんとラリーをしている。

跡｢隙が出来たぜ(・・・・・・)……ほうら凍れ｣

放った氷柱が全て景吾のコートに刺さっていた。

跡｢(お……俺のコートに。何故だ！？)｣

鬼入江(アイツ)の強さは……対戦相手の気持ちを理解できる(・・・・・・・・・・・・・・)こと。故に思惑・行動が全て見透かされてしまうぜ｣