【テニプリ】神の子恐怖症3 (ページ3)

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恐怖症60 ページ3

奏さんと十さんが口を開くと試合が止まった。全員がこっちを向いていた。

高｢アニキ……｣

高｢おい、あれって……｣

別の高校生が私に視線を向ける。何よ。思ったこと正直に言おうかな。

｢それじゃ中学生になんか勝てねぇよ。十さんが言った通り、醜態晒し続けられても困るからとっとと帰れ｣

そう言うとボールを取れなかった高校生は帰って行った。遠山くんが試合をやろうと言い出す。

入｢ゴメンね。勝手な試合は本来ここでは厳禁なんだ。U-17代表合宿では実力の順に1番から16番までコートが分けられているんだ。ちなみに、番号が若い方が強い選手ね｣

｢この合宿所では毎日練習前、コーチにより何組か"入れ替え戦(シャッフルマッチ)"が発表される。上に行くにはそれに勝つしかない｣

入｢対戦相手を引きずり落とすのがここのルールなんだ。僕は3番コートの入江！｣

鬼｢5番鬼！｣

ここの仕組みを説明した後、奏さんと十さんが自己紹介をする。カズさんが腕を掴まれてたが睨んでいた。カズさんはそのまま練習に向かって行った。

入｢彼は1番コートの徳川カズヤ。そしてこの子はうちの優秀なマネージャーだよ｣

そう言うと私たちは練習に向かう。コートに行くと、一足先に着いたカズさんが練習を始めていた。

｢……面白いことになるかもよ。カズさん｣

徳｢……練習、するぞ｣

｢はいはい｣

私とカズさんはそのまま打ち合いを始めた。