恐怖症76 ページ19
だからこそと言って祐大さんは袖を捲った。そこには傷跡があった。
大｢手塚クンにはボクみたいになって欲しく無いんですよ。自分の為だけに戦って欲しい｣
手塚くんは目を見開いていた。そして……
手｢もっと楽しませて貰っていいですか？｣
手塚くんの顔が変わった。すると修さんが肩を叩いてきた。
種｢……A？｣
｢……なんでもない。続き、見よう｣
手塚くんが幻有夢現を完全に攻略している。驚いている他の高校生。
種｢まだやろ。なぁ……徳川、Aどー思う？｣
徳｢そうですね｣
｢……開く気がする。扉が｣
すると、手塚くんの身体が光り始めた。それに驚く試合を見ている人々。
｢手塚くん。貴方も、天衣無縫へ入ったね｣
最後のショットを打ち、試合が終わった。手塚くんの勝ち。コートの外では手塚くんと他の中学生が拳を合わせていた。
｢残るは1勝。でも、そう簡単には勝てない、でしょ？｣
種｢そうやなぁ｣
D1の試合が始まった。九州二翼の2人と惷さんと一茶さんの獅子楽対決。1歩も譲らず互角の戦い。
千｢まさか、獅子楽時代の大先輩とやるたあ思っとらんかったばい。なぁ桔平？｣
橘｢そうだな｣
鈴｢お前ら、良かテニスしとっと｣
鷲｢……ばってん、いっちょんダブルスとしては不完全たい。桔平｣
そう言うと惷さんと一茶さんは
そして、決着がつき、惷さんと一茶さんが勝った。2勝2敗。どちらが勝つかわからなくなっていた。
そしてS1。氷帝コールが聞こえてきた。そして指が鳴った。音の正体は景吾。
跡｢勝つのは5番コートだ｣
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作者名：ちゃーきー | 作成日時：2024年2月15日 19時
