【テニプリ】神の子恐怖症3 (ページ18)

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恐怖症75 ページ18

S2。祐大さんと手塚くんの試合が始まろうとしていた。

大｢手塚クン……青学テニス部全国大会優勝おめでとうございます。部長として大変だった事でしょう｣

手｢チームに恵まれただけです｣

大｢ところで……こんな所で何をしてるんですか？秋からドイツに行くと聞いてましたが……｣

｢(……ドイツ。やっぱり手塚くんはドイツに呼ばれてたんだ)｣

大｢新旧部長同士、今日はテニスを楽しみましょうか……ね♪｣

そして試合が始まった。あっという間に手塚くんが1ゲーム取った。次のゲームが続き、ラリーを続けていると、手塚くんが空振りをした。

大｢瞳に映る全てのもの因縁和合の幻であり、夢か、はたまた現実か。……幻有夢現｣

｢(手塚くんは才能がある故、祐大さんの動きや呼吸などで打つコースや強さを予測して次のプレーをしているが、その瞬間にコースを変えてしまえば、あるはずもない打球を追ってしまう、と)｣

すると、手塚くんは手塚ファントムを放っていた。全てのボールを外に出す荒技。負担は尋常じゃないはず。

跡｢また腕を痛めたらどうする！無理すんじゃねぇ手塚ぁ！｣

ファントムを使い、祐大さんに追いついた。

大｢また自己犠牲ですか？手塚クン？｣

手｢？｣

大｢青学の柱の次は日本Jr.の柱ですか？キミはもうチームの為に戦わなくていいんですよ。プロへ転向するんでしょ？｣

手｢ここでの総入れ替え(チームシャッフル)。負ける訳にはいかない！｣

そう言えば祐大さんはラケットで頭を叩いた。そして言葉を続けた。

大｢キミのお陰でボクはもう一度テニスがしたいと思い辛いリハビリにも耐える事が出来ました。だからこそ……｣