恐怖症69 ページ12
さっきのコートへ向かうと、齋藤コーチはそこにいた。越前くんも遠山くんもそこにいた。私もコートに降りる。
リ「桃先輩を手当してた……」
「はい、マネージャーです」
齋「じゃ、行きますか」
そう言うとコーチは歩き始める。私も後ろを着いていく。
遠「行くって……どこへ?」
リ「メインコートっスか?」
齋「いいえ。……強くなりたいでしょう?もっと」
そう言うと再び歩き始める。横目で2人の顔を見ると、強くなれるって聞いて輝いていた。2人も着いてきた。
しばらくすると目的の場所へ着いた。そして、他の負けた人たちが来た。約2人、増えていたけど。
桃「越前!何でここに?」
大「越前!お前何やってたんだ?」
金「金太郎さん、皆心配してたんよ?」
桃城くん、大石くん、金色くんが2人を心配している。
齋「さて、ここからが僕の本当の仕事です」
宍「どういうことだよ、ここは一体どこなんだ?」
向「俺たちは脱落したんじゃなかったのかよ!?」
岳人と亮が疑問を投げかける。
齋「はい、脱落です。ですが……勝ち残った人たちと差を広げられたくないと思った人のみ、この崖を登ってみてはいかがでしょう?」
齋藤コーチがそう言うと私は口を開く。
「自分なら負けてしょうがない、勝てなくて当たり前だって思うなら帰ればいい。少しでも追いつきたいなら……登ればいい」
213人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃーきー | 作成日時:2024年2月15日 19時