恐怖症68 ページ11
若のラケットが落ちる。そしてそのまま若側のコートに景吾が放った破滅への
審「ゲームアンドマッチ!跡部!47-45!」
ボールが落ちた所を見つめる若。どこか悔しそうな顔をしていた。景吾がラケットで優しく若を叩く。
跡「お前の、お前だけの氷帝コールを見つけてみろ」
日「……はい!」
景吾ど若の試合が終わる。近くを見ると、2人、人数が足りなかった。確か、越前くんと遠山くんだった気がする。一応探すだけ探そうと思い、その場から離れる。
しばらく歩くと、カズさんと十さんがコートにいた。誰かと打ち合いをしている。その相手が探していた越前くんと遠山くんだった。
「(へぇ、十さんの十字ラケットのガット切ったんだ。カズさんとも互角に打ち合ってる)」
止めることはせず、そのままさっきのコートに戻る。試合が順当に進み、最後の試合が終わった。
柘「以上で全試合終了とする。青春学園・越前リョーマ、四天宝寺・遠山金太郎の2名は試合放棄と見なし……脱落とする!」
柘植コーチがそう言うと抗議の声が聞こえてきた。私は手を鳴らす。
「ルールはルール。あの2人はそれを守らなかったそれだけの事実。それに、ここはお遊びの場じゃない。そんな甘くねぇよ」
そう言い残し、私はその場から去ろうとする。
柘「……どこへ行く」
「……齋藤コーチのところへ。それでは、失礼します」
柘植コーチへ一礼し、私はさっきのコートへ向かった。
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作者名:ちゃーきー | 作成日時:2024年2月15日 19時