恐怖症31 ページ4
次の日、私はいつものように学校に行った。そして、音楽室へ。テニス部を辞めてからピアノを弾く回数が増えた。ただひたすら、忘れるかのように弾き続けた。
肩を叩かれ、私は振り向くとそこには萩之介がいた。
滝「A、大丈夫?」
「……大丈夫だよ?」
滝「……嘘だよね?俺、たまたま見ちゃったんだ。Aが殴られてるところ。それで、監督に聞いたんだ。苦しんでたんだね、A」
「……テニス部には、景吾には、内緒にしておきたかった。けど、バレてたんだ。大丈夫。私は負けない」
そう言って私は椅子から立った。すると萩之介は口を開いた。
滝「景吾くんがね、最近調子が出ないんだ。A、なんか景吾くんに声かけてあげて?」
「……私が景吾と話をしたら、危害が及ぶ。だから萩之介。景吾に伝えといて。全てが終わるまで待っててって」
滝「……やっぱり、まだ好きなんだね。大丈夫。景吾くんもAのこと好きだから。あ、それと、俺たちはいつでも、Aが戻ってくるの待ってるから」
そう言ったのを聞いて私は音楽室を出て教室へ。しばらくして先生が来てホームルームが始まった。そして、終わりそうになったとき、別の先生が入ってきて私にこう言った。
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先「幸村。……兄の幸村精市が……倒れて病院に運ばれた」
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月夜 - 初めましてこの作品を見ました。とても続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月15日 22時) (レス) id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました!!続きの更新お願いします(土下座) (2020年3月11日 0時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃーきー | 作成日時:2018年10月20日 20時