恐怖症49 ページ27
あの日から時間が経ち、4月。私たちは3年生になった。結局、景吾とは3年間同じクラスだった。始業式の日以来、私は学校に行けなくなった。
最近、高等部の生徒が中等部の周囲をうろついている。その生徒が時遠魁斗だということを榊先生から聞き、安全が確認されなくなったから。そして私はまた、合宿所で生活を始めた。
種「A。新学期そうそう大変やな」
「……うん。出席は授業の課題を送れば問題ないんだけど……ね」
種「会いたいんやろ?テニス部」
「それは、もちろん」
今、私は修さんと話をしている。今日の練習は午前中だけで、午後からは自習の時間になっている。
入「修さん、A。お疲れ様」
「ありがとう、
初めて合宿所に来た時と変わったのは、敬語を使わなくなったことくらい。私が敬語を使う度に使わないでって言われるので使うのを辞めた。それでもお頭と月光先輩だけは変わらず使っている。
入「Aは課題、終わったの?」
「うん。だから少し先の範囲勉強しようかなって」
種「奏多。俺には聞かへんの?」
入「修さんだって終わってるんでしょ」
種「ちゃい☆」
そんな会話をしながら私は勉強を進める。少しすると、範囲が終わり、筆を止める。
すると、修さんが話しかけてきた。
種「……なぁ、A」
「どうしたの?」
返事をすると、私にこう聞いてきた。
種「大会、見に行きたいんちゃう?」
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月夜 - 初めましてこの作品を見ました。とても続きが気になります。更新頑張ってください。 (2021年10月15日 22時) (レス) id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました!!続きの更新お願いします(土下座) (2020年3月11日 0時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃーきー | 作成日時:2018年10月20日 20時