#17 ページ17
ユノさんの声を聞いてるのは
結構楽しい事が分かって来たけど
残業はちょい辛い
そろそろ私も仕事に戻らなきゃ
…ごめんなさい
お忙しいでしょうに電話しちゃって…
『大丈夫
撮影の合間だったから
俺も頑張ってるからね
君も頑張って』
…はい…
『デート楽しみにしてる』
…軽いですね…
『軽くないよぅ
誰にでも言ってるわけじゃないもん』
…その言い方が軽い…
『そんな事ない!!
俺はむしろ重い!!』
…え
重苦しいんですか?
面倒くさいなあ…
『アハハ
お互い様だねそれ
これ追及し合ってると話が先に進まないし
なかなか終わらない…』
…あ
ごめんなさい
長くなって…
撮影の邪魔しちゃいけないな
もう切らなきゃ
慌てた私にユノさんが言った
『…あのね
君もそうだけど
多分俺もかなり面倒くさい…
面倒くさいのが嫌いじゃない、という自分は
面倒くさいとも思うけど
自分ではわりと好き
面倒くさいのに付き合うのも嫌じゃないし嫌いじゃない
…分かる?』
…はあ
なんとなく…
『…まあ
なんとなくでもいいけどね
面倒くさいって思われても
何かにこだわったり
自分が納得するまで考えるってのは大事な事だと思う…
ってのは分かってくれる?』
…あ
それは分かります…
『うん
だから面倒くさいのは悪くない』
結論づけたところでユノさんはアハハと笑った
『クマ可愛がってやってね』
…はい
今隣のデスクで
私が残業してるのを見張ってますけど
これから連れて帰ります…
『…俺よりも一足先に君の家に行くわけね』
…………………
『近いうちに俺も』
……………………
『なんで黙っちゃうの
俺行っちゃダメ?』
…ちょ
軽ーい!!…
『アハハ
そのうちね!!』
じゃあねってまた優しい声で電話は終わった
またまたほっぺが熱い私を
クマちゃんがじっと見てる
ユノさんの黒目がちの瞳みたいなつぶらなおめめで…
なんかちょっと恥ずかしくなったから
クマちゃんが座ってる椅子をくるりと回して
向こうを向かせといた
残業終わって
クマちゃんをえっちらおっちら抱えて帰った
狭いアパートの殺風景な何にもない部屋
置くところどうしようって首をひねって
とりあえずベッドの上に
ぬいぐるみと寝るなんて幼稚園の時以来だけど
抱っこして寝るにはちょうどいい大きさだった…
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かえる(プロフ) - 疑似恋愛良いじゃないですか〜＼(^o^)／幸せになれますもん♪こんな優しい上司がいてくれたらどんなにいいか…(ｰдｰ) (2015年4月20日 9時) (
レス) id: fdcb33f473 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 続きありがとうございま〜す♪１から読みたくなっちゃいましたので、読んできまーすε=ε=(ノ≧∇≦)ノ (2015年4月19日 5時) (レス) id: fdcb33f473 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - やった！つづきが♪ユノさいど〜♪いつも更新ありがとうございます♪ (2015年4月19日 1時) (レス) id: a7f1b3c25d (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - お疲れ様でした。クマちゃんをライバル視するなんて（笑）幸せになってよかった。 (2015年4月18日 20時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
暁子(プロフ) - 狭いベッドで向かい合って名前呼び捨てでって映像が脳内でやばいです＾＾Fin。お疲れ様でした＾＾ (2015年4月18日 20時) (レス) id: 57e8f26b44 (このIDを非表示/違反報告)
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