【ハイキュー!!】幻の背番号の選手の正体は不良少女でした！？【third】 (ページ3)

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＊ｅｐｉｓｏｄｅ５２＊ページ3

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『何でここに居る？・・・それは貴女も分かっているはずです
　ですが今回はあの方からの伝言だけ承りました
　＿＿＿もうすぐ迎えに行く、と申しておりました』

『A様、いや、A
　もう俺等から逃げられないんだよ』

あ「・・・ッ」

夕霧の言葉が、朝からずっと回り続けている

迎えに行く？ふざけるな
夕霧もアイツも・・・絶対に潰してやる

ポンッ

あ「ッ！！」

田「おっかねぇ顔してんじゃねェーよ」

あ「龍・・・」

龍はいつもの笑顔を浮かべている
頭から伝わるのは龍の体温

田「はぁ、お前はなんでも抱え込んじまうからなぁ
　世話好きで、面倒見が良くて、相談に乗られやすいくせに
　自分は相談もしないで、意地を張る」

あ「別に意地なんか張ってねぇ！・・・ただ
　私のせいで周りが悲しむ所はみたくねェんだよ」

私は自分で自分の答えを導き出すしかない
周りが悲しむなんて、苦しむところなんて
私は・・・ッ

田「はぁ、お前はバカか！！！」

ペシッ

あ「った！！」

田「いつ、どこで、誰が、お前のせいで悲しんだ！！
　いいか！？テメェが意地を張ってる事が俺にとって悲しんだよ！」

あ「はぁ！？」

意味が分からない

田「だってそうだろ！
　相談も言ってくれない、弱みを吐いてくれない・・・
　俺、信頼されてねェーのかなって思うわ！！」

あ「ッ！！」

田「・・・はぁ、だからなッ
　少しは周りに頼ってみてもいんじゃねェーの？
　少しずつでいいから、な？」

あ「龍・・・」

＿＿＿＿ポロッ

田「お、おい、泣くなよ！
　俺が泣かせたみたいになるじゃねェーか」

あ「そうだよ」

田「はぁ！？」

あ「私は龍に泣かされたんだー！
　大地さーん！菅さーん！ヘルプミー！！」

西「どうしたA！！」←

あ・田「「いや、なんで夕！？/ノヤさん！？」」←

そのあとは、三人で話して盛り上がった
あぁ、本当にこの時が続いてくれればいいのにな

そうしたら、私は本当に幸せ者だ

クシャッ

あ「いや、二人に出会えた事が幸せなのかもな
　龍、夕、ありがとうな」ニカッ

田「ッ」西「－－－ッ」

クシャッ

西「当ったり前じゃねェーか！！」

田「そうだぜ！いきなり気持ちりィーぞ！」

二人は私の頭を撫でまわした

少し乱暴だけど、ちゃんと優しさは伝わっている
・・・本当にありがとう