君は・・・まじっく快斗1412 (ページ2)

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eight story ページ2

ブルーパロットにて～

寺井：「おや、坊っちゃま。来てらっしゃたんですか。」

快斗：「なぁ、じいちゃん。ブラックジュエルって知ってっか？」

寺井：「ブラックジュエルですか・・・少々、お待ちを。」

パソコンを出し調べ始めた。

寺井：「・・・あ、ありました。ブラックジュエルは、中世ヨーロッパの辺りからの物で持つ者に災いと不幸を招くと言われております。通称・・・悪魔の微笑み。」

快斗：「悪魔の微笑み？」

寺井：「でも、何故坊っちゃまのお友達が・・・」

快斗：「なんか、あいつの家に昔から伝わる宝石らしくてよ。あいつの母ちゃんまでは、なにも起こらなかったらしくてよ。あいつが受け継いでから立て続けに不幸な事が起こり出したみたいで。」

寺井：「悪魔が微笑んだのでしょうか？」

快斗：「そんなの偶然が重なっただけだろ？だからってあいつが悪いって訳じゃねぇーだろ。」

寺井：「しかし・・・」

快斗：「しかし、なんだよ？」

寺井：「いえ。そのお嬢様は今どちらに？」

快斗：「あいつか？あいつなら今、俺の家にいる。」

寺井：「坊っちゃまの家に？」

快斗：「なにするかわかんねぇー奴、一人に出来る訳ねぇーだろ。」

寺井：「そうですが・・・やけを起こされなければいいのですが・・・」

快斗：「嫌な事言うなよ。じいちゃん。俺、帰るわ。」