愛さなければ…【赤羽カルマ】 (ページ37)

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赤「……」ﾑｽ渚(わかりやす！) 磯「今頃Wiiでなんかしてるだろうな…あいつら…」片「なんでわかるの？」磯「前にもあったから。23話」ページ37

赤羽カルマsaid

みんなー久しぶり！俺だよ？

え？オレオレ詐欺だって？んなわけないじゃん！

そういえば、みんな忘れてそうだけど、俺まだAと付き合っているからね？

別れてないからね？

それに

浮気も続いているからね？！

絶対、忘れてたでしょ…

って俺、誰に言ってるんだろう。

それより聞いてくれる？

俺の彼女が他の男と一晩過ごすんだと。

これどう思う？

最低じゃない？

だからさ、仕返ししようかなって！

どうやってって？

それは

赤「おーくださん！」

奥「な、なんですか？カルマくん」

赤「愛美って呼んでいい？」

奥「いや、全然構いませんけど、」

そう、もっとイチャつくこと！

そして嫉妬させてやる！

奥「カルマくん帰りましょ？」

赤「うん。そうだね？」

必ず嫉妬させる！そして前以上に俺のこと好きのさせてやる。

でも、胸騒ぎがするんだ。

らしくないけど、このまま帰ったらダメだって。

親は旅行でいない、俺だけなのに。

不安がよぎる。

なにが起ころうとしているんだ？

奥「カルマくん。大丈夫ですか？」

赤「あぁ。大丈夫」

いつもの曲がり角。

愛美と別れて進む。

胸騒ぎが激しくなる。

落ち着け！なんもないんだから！

そう言い聞かせて鍵を開ける。

なんも起こらない。

でも胸騒ぎが消えてくれない。

なんでだろう。

ふと親が隠していた机の引き出しが気になった。

鍵どこだろう…

親のことだ。きっとどこかに隠したんだ。

探すことからか…

でもきっと今日中には見つからないな。

そして明日なぜか俺の血がとられていたことを気づくべきだった。

あの音速タコが勝手に血を取っていたなんて、

あいつが、放課後理科室でこそこそ何かしているのを、

見なければよかった。ってあとあと後悔することになるなんて。