愛さなければ…【赤羽カルマ】 (ページ30)

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赤「なんでだよ。なんで…18話」ページ30

放課後になるまで長かった。

なぜかって？

前「A～！！」

こいつが元凶…

ではなくて、

赤「ほんと愛美は可愛いよね～。誰かさんとは違って」

貴「…」イラ

そう、こいつが元凶。

学校に来てからというもののこれが続くので、かなりイラついて来ている。

さっさと振ってしまいたい。

あーもう！うざったい！

たまにあるあのモヤモヤが！

なんなの嫉妬？

そんなことあってはならない

貴「あーもう。陽斗！」

前「は、はい！」ビク

貴「クレープかアイス！」

前「女王さまかよ！まぁ、クレープなら近場にあったよーな？」

甘いもの食べて何もかもを忘れてしまいたい！

赤「そんなに食べたら、デブになるよ～wあぁ、もうデブかw豚か豚w」

ほぅ、豚といいますか。

貴「知ってました？豚ってそんなに脂肪ないんですよぉ？バカなんですか？デブ＝豚じゃないんですよw」

って言ったら、あからさまにキレた顔になったカルマ。

ざまーだね。

昔は仲がいいカップルで有名だったのに。

ケンカップルこそ長続きするって本当なのかも。

喧嘩なんて滅多にしなかったし。

前「大丈夫か？クレープやめとくか？」

貴「それはあんたが払うの嫌なだけじゃんwあと、大丈夫よ。これぐらい」

なんともないって言ったら嘘になる。でも、

このチクチクとモヤモヤが混じってうざい。

前「A！？」ギュッ

なんかもう、どうでもいい。

貴「陽斗色に染まってしまいたい。」

そういうと、陽斗は少し悩み、まわりを見て

キスをした。

貴「陽斗…」

前「最初はキスからな？」ナデナデ

頭を撫でながらそういう陽斗の顔は

少し嬉しそうで、悲しそうだった