愛さなければ…【赤羽カルマ】 (ページ22)

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前「遅くなった！」磯「ごめんな！」貴「いいよいいよw」片「勘違いしてるわよこの子。14話」ページ22

前「だからすまんって！」

ただいま私Aは、不機嫌んで、それを自分のせいと思い込んだ陽斗が謝罪中。

片「前原くんのせいじゃないわよ？」

前「へ？そうなの？」

片「そうよ。だってAが怒ってる理由…あれだもの。」

メグが指したのは、仲良く手を繋いで歩く奥田さんとカルマだった。

前「元気出せってな？A？あんなの無視すればいいんだぜ！今いるのは俺らだぜ？」

磯「そうだぞ？元気出せ！今日は思いっきり遊ぶぞ！」

片「鉢合わせしないようにね？あの子が不機嫌だと困るわ。」コソ

前「わかってる。」コソ

おいそこ！聞こえておるぞー！

まぁ、心配してのことだから、、、

そこは素直になってみるか…

貴「ありがとう。みんな！」

私はこの人たちが大好きだ！

それからは長かった。

鉢合わせないように、カルマたちを見つけては逃げ、隠れ、避けを繰り返した。

あっちは気づいてなさそうだけど、もう限界に近かった。

浮気理由はどうであれ、あれはひどくない？
彼女に黙って浮気って！しかも！教室で告白！

私も人のこと言えないけど…

片「そろそろ観覧車行かない？人も減ってきてるし、」

磯「そうだな。今がちょうどいいかもな」

今、行くんじゃなかったって後悔したってもう遅い。

あなたは狙って出てくるの？

？「あっれ～？Aじゃん。何してんの？こんなとこで」

カルマ…

貴「遊んでるだけよ。悪い？そういうカルマこそなんでここに」

赤「あ？あぁ、奥田さんとデートだよ。」

肝心な奥田さんは真っ青だけど、

貴「サイテーね。」ボソ

赤「ん？何か言った？」

貴「いや何も、それより奥田さんの心配したら？彼女なんでしょ？デートってことは。奥田さん、高所恐怖症なんでしょ？」

奥「なんでそれを」

貴「なんとなくよ。」

奥「そうですか。」

そう言った時の奥田さんの顔は、傷ついたような、悲しそうな顔をしていた。