浮き沈み七度 1 (ページ5)

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ある日の楽屋にて4 ページ5

とある雑誌でのインタビュー、AAの場合---
　

『昔からダンスが得意で好き。
実は双子の姉がいて、姉が感情を思いっきり出すタイプな一方、俺は静かで何を考えているかわからない子どもだと言われていました。
でも唯一踊っている時は生き生きと楽しそうだ、と両親から言われていました。
得意だったし、たくさんの人に「上手い」と言われてきたのもあり、おかげで色々な先輩方のコンサートにつかせてもらいました。
時には急に出られなくなった子のポジションに入ったり、結構いいように使われてましたね(笑)
でも、急に任せてもらえた役割で完璧にこなせると自信になるんです。
まあ、歌は下手だったんで、なんでこのグループに辿り着いたのかな？と考えることはありますけどね。
そんな人生も面白いなっていう感じに今は思っています』

『SixTONES結成発表の時は、俺以外の六人でグループ組むって知らされてたんです。
だからあの時最初は俺ステージからはけていて。
当時、退所してダンス極めたいなとも思っていたから、自分がグループに入れないことには特になにも思わず、純粋に六人におめでとう！って思ってました。
だから、ステージ脇で歓声聞いてて。
そしたらジェシーがいきなり走ってきて、腕掴まれてステージに戻ったら、加入の文字が出ていて。
いや、結成発表して即加入ってなんだよ！とも思ったけど、同時になんで今なの？とも思った。
だから、メンバーの中で一番後ろ向きだったかもね。そういうこともあって、『唯一の加入メンバー』と称しています』

『でもそういうこと考えてると誰かにはバレるの(笑)
最初に言われたのは樹だったかも。
でも、俺自慢じゃないけど、口は回るからさ。
難しいこと言ってうやむやにして逃げてた。
でもある時優吾と大我に捕まって、三人でご飯に行ったのね。
その時に二人の気持ちを聞いたり、俺の本音を聞いてもらった。
聞いてもらったというか、二人が俺の心のドアをこじ開けた、って感じかもしれない(笑)
どちらかと言うと人の話を聞くタイプだから、本音を言ったのは珍しかった。
でもそれでようやく自分の気持ちをメンバーに言えるようになって、他の三人とも関係が深くなっていったかな』
　