水柱の妹は元花柱の継子でした 弍

炭治郎君の発言 ページ5

炭治郎「･･････俺の妹は、鬼になりました。だけど、人を喰ったことは無いんです。今までも、これからも、人を傷付けることは絶対にしません」







炭治郎君の話に、柱達はすぐ反論した……。






伊黒「くだらない妄言を吐き散らすな。そもそも身内なら、庇って当たり前。言うこと全て信用できない、俺は信用しない」







悲鳴嶼「あぁ･･･鬼に取り憑かれているのだ。早くこの哀れな子供を殺して、解き放ってあげよう」







やはり柱達は聞く耳を持たない……






炭治郎「聞いてください！！俺は禰豆子を治すために剣士になったんです！禰豆子が鬼になったのは、二年以上前のことで、その間、禰豆子は人を喰ったりしていない！！」






炭治郎君が、必死に説得する。そんな中で、天元さんが口を開いた。






天元「話が地味にぐるぐる回ってるぞ阿呆が。人を喰ってないこと、これからも喰わないこと、口先だけでなくド派手に証明してみせろ！」





そんな論争の中、蜜璃ちゃんがおずおずと、割って入った。







蜜璃「あのぉ、でも疑問があるんですけど･･･。
　・・・お館様が、この事を把握してないとは思えないです。勝手に処分しちゃって いいんでしょうか？」




蜜璃「いらっしゃるまで、待った方が･･･」







蜜璃ちゃんの言葉に、その場にいた全員が黙った
　




炭治郎君も、懸命に言葉を紡ぐ






炭治郎「妹は俺と一緒に戦えます！鬼殺隊として、人を守るために戦えるんです！！
　だから──･･･」
　







そこへ、炭治郎君の言葉を遮るように鋭い殺気を出した実弥んが来た……









実弥「オイオイ、何だか面白いことになってんなァ」


　





実弥んを隠が懸命に止める……







隠「困ります不死川様！どうか箱を手放して下さいませ！！」







実弥んは隠の言葉も聞かずに……








実弥「鬼を連れた馬鹿隊員は、そいつかいィ。
一体全体、どういうつもりだァ？」







なんかの箱を持っていた……







蜜璃｢(不死川さん、また傷が増えて素敵だわ)｣







隠「胡蝶様、申し訳ありません･･･」








しのぶ「不死川さん、勝手なことをしないで下さい」





蜜璃｢(しのぶちゃん、怒ってるみたい。
　珍しいわね、カッコいいわ)｣

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