霞柱と氷柱 (ページ10)

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心配だからページ10

無一郎 Side☆

前ページの続き

「ごめん、、、、

あの、、、

何かして欲しい事とかない？

食べたいものとかさ、、、」

『いえ、、、
じゃあ、縁壱零式を小鉄君の所に持って行ってくれませんか？』

優しいなぁ

「分かった」

と言うとマリンの表情が和らいだ。

可愛いなぁ

小鉄の所に縁壱零式を持って行った後、再びマリンの部屋に戻って来た。

『ありがとうございます。
あの、、
移るのでもう出てもらえますか？』

この状態のマリンを放っていける訳ないじゃん

「僕いるの、迷惑？」

　

『そうではなくて、、
移ってしまったら申し訳無いので、、、』

「半日濡れたままでいただけで風邪引くような君とは違うから。」

いやいやいやこんなこと思ってないのにぃ、、

『そんなの分かってます、、、
自分でも情けないと思ってるので、、』

いやいやいやそんなこと言わないで汗

「ごめんあの、、

心配、、、だから、、、ﾎﾞｿｯ」

マリンは驚いたような表情をしている。

『時透さんって、無表情で何考えてるのか分からなかったけど、優しいんですね。ﾆｺｯ』

ｽﾞｯｷｭﾝ♡♡♡♡♡♡

「そんなこと言ってないで、、、

今日なんか食べたの？」

と、話題を逸らす

『何も、、、』

「ちょっと待ってて。何か食べられそうなもの作ってもらって来るから。」

と、立ち上がろうとすると、

『あの、、、
食欲ないので、、』

「でも何も食べないと薬も飲めないでしょ。」

『食べても、、すぐに戻してしまうと思うので、、』

泣きそうな顔で言われた。
さっきまで笑ってたけど、やっぱり凄く体調が悪いんだ。

「分かった。ごめん。もう寝てな。」

『でも、薬は今飲むので。』

何も食べないで薬飲む気？それだと後で副作用で胃が凄く痛くなってしまう、、、

「何も食べないで飲んじゃったらまずいでしょ。」

『でも、いつまでもこうしていたくないので。』

まぁ、いつまでもしんどいままじゃ嫌だよね。

「分かった。」